最近のインフレ対策のためにも、今後の日本の利上げは進んでいくでしょう。また、このインフレの要素の一つが円安による輸入コストの上昇です。ただ、小売業にとって朗報なのは、原材料高による販売価格の価格転嫁(値上げ)がすでに浸透し始めていることです。われわれ国民生活にとって値上げは非常に厳しいですが、小売や食品業界ではすでにこの値上げにより業績が好調になってきています。ただし、今後利上げが行われれば、円安が収束し原材料費が低下します。すなわち小売・食品銘柄もそれに伴い業績が再び落ちるのではないかと予想することもできます。ただし個人的には、円安終了により原材料費が下がってからが小売・食品銘柄の業績が急上昇するタイミングと感じています。現状すでに日本は、否応なく「値上げを受け入れた」状態になりました。このため、仮に調達コストが下がったとしても、あえて値下げせずに「値段据え置き」の企業が増えると予想されます。そして、「調達コスト減少+値段据え置き」により、利益率が向上する小売・食品業が増えると予想しています。
182622019 : 全部見てないけどもうええ