【フォーム13F】24Q2末時点の機関投資家ポートフォリオ大公開！ハイテク株保有が減少

米国の大手機関投資家は、米証券取引委員会（SEC）に13F報告書を提出し今年第2四半期の米国株の保有状況やポジション規模を公表した。

「投資の神様」と称される米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米 $バークシャー・ハサウェイ (BRK.A.US)$の第2四半期（4-6月期末）の新規投資銘柄が明らかになった。バークシャーは3日、保有する $アップル (AAPL.US)$株の約半分を4-6月期に売却したことを明らかにした。また、同社が提出した報告書によると、一方、今年の急落した化粧品小売り株 $アルタ (ULTA.US)$を69万株新規に取得したことも明らかにした。
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●ベイリー・ギフォード
英資産運用大手ベイリー・ギフォード（Baillie Gifford）は、米国証券取引委員会（SEC）に2024年第2四半期の株式保有報告書（13F）を提出した。同報告書によると、ベイリー・ギフォードは第2四半期に多くの米ハイテク株の保有比率を引き下げ、その中、保有株を減らしたトップ1は $エヌビディア (NVDA.US)$だった（保有比率を20.34％引き下げ）。保有割合の上位5銘柄（評価額順）は、エヌビディア、 $メルカドリブレ (MELI.US)$、 $アマゾン･ドットコム (AMZN.US)$、 $モデルナ (MRNA.US)$及び $スポティファイ・テクノロジー (SPOT.US)$だった。

●ヘッジファンド・ブリッジウォーター
世界最大のヘッジファンド・ブリッジウォーター（Bridgewater Associates）は、バフェット氏と同様に $アップル (AAPL.US)$保有株を減らし、一方 $アマゾン･ドットコム (AMZN.US)$と $マイクロソフト (MSFT.US)$の保有株を大幅に増やした。また、人工知能（AI）大手の $エヌビディア (NVDA.US)$の保有株を減らし、同時に $ブロードコム (AVGO.US)$の保有株を増やした。

第2四半期末まで、ブリッジウォーターの米株ポジションの時価総額は192億ドルで、前四半期から6億ドル減少した。上位10社は、同社ポートフォリオの30％以上を占め、集中度は約35.4％だった。

●ARK
著名ファンドマネジャーのキャシー・ウッド氏率いるARKの運用資産総額はピーク時の500億ドルから現在は113億ドル（第2四半期末まで）に減少した。今四半期、アークの保有銘柄数は230から199に減少。買い増したトップ3は $10Xゲノミクス (TXG.US)$、 $ロブロックス (RBLX.US)$、 $ARK 21Shares Bitcoin ETF (ARKB.US)$だった。一方、保有株を減らしたトップ3は $ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ (ZM.US)$、 $コインベース (COIN.US)$、 $ロビンフッド・マーケッツ (HOOD.US)$だった。