フランス株、3週間ぶりの高値に上昇

金曜のCAC40市場は、9月の米連邦準備制度理事会（FRB）利下げへの期待、英国選挙での労働党の勝利、マリーヌ・ルペン党が次期選挙で落選する可能性などをめぐる楽観論に後押しされ、0.4％上昇の7,729ドルと3週間ぶりの高値をつけた。

マディ・ウォーターズの疑惑に強く反論したユーロフィンズ・サイエンティフィックが4％近く急騰したのを筆頭に、ほとんどの銘柄が上昇に転じた。

また、STマイクロエレクトロニクスも、2024年7月25日に予定されている第2四半期決算発表を受けて、約2.3％上昇した。

対照的に、BNP ParibasとUBSがHSBCのドイツ資産管理部門の買収を検討しているとの報道を受け、BNP Paribas株は0.5%の小幅下落となった。

経済指標では、2024年5月のフランス鉱工業生産が前月比2.1%減と、2022年10月以来の大幅な落ち込みを記録。前月の0.6%増の上方修正値とは対照的で、予想の0.5%減よりも悪化した。