1ドル145円超えの円安やFOMC議事録など情報満載！!
月曜、円は対ドルで今年最安値まで下落し、トレーダーらが介入の可能性への手がかりを慎重に探している。
アジア時間序盤、円相場は1ドル＝145.22円まで下落し、2022年11月10日以来の安値をつけた。 結局、この日は横ばいの1ドル＝144.96ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会（FRB）がインフレ高騰を受けて2022年3月に急激な利上げを開始して以来、円相場は約20％下落したが、日本銀行は極めて緩和的な金融政策を実施している。
昨年9月、ドルが145円を超えたとき、日本は為替市場に介入した。 その後、円は対ドルで9％以上下落した。円相場が再びこの水準で推移していることから、トレーダーは日本の当局者が間もなく介入警告を出し始めると予想している。
日本への影響
・日本の低利回りは、円を空売りや資金調達取引のターゲットにしやすく、日米間のスプレッド拡大は円安の継続につながっている。
アナリストの予測
・サクソ・マーケッツのストラテジストは、今週の日本のGDPと消費者物価指数（CPI）のデータがカギになるだろうと述べた。
・トレーダーは日本の当局が介入するかどうかも引き続き注視しているが、これまでのところ口先介入はないことから、忍耐強い姿勢を維持する可能性がある。
・CMEのFedWatchツールによると、米連邦準備制度理事会（FRB）が来月の会合で利上げを見送る可能性は89％近くに達し、トレーダーは年内の利上げはないと予想している。しかし、中央銀行関係者は、そう判断するのは時期尚早だと主張している。
・インフレ・データと最近の労働市場データは、FRBが9月会合で金利を据え置くことを示唆している、とANZのアナリストは述べた。
・16日（水）には、7月のFOMCの議事録が公表され、0.25%の利上げ再開を決めた際にどんな議論が行われたか注目を浴びそうです。
・米国では先週10日発表の7月CPIが予想を下回ったことから、次回9月19～20日に行われるFOMCでは利上げが休止される、という見通しが優勢です。
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