金価格が歴史的最高値更新！ゴールドへの投資機会が到来か！？

米連邦準備制度理事会（FRB）の年内利下げ観測に支えられ、金は急騰している。金スポット価格は木曜日に1オンス＝2160ドルを超え、昨年12月に記録した最高値2135ドルを上回った。

記録的な高値にもかかわらず、インフレ調整後の実質的な金価格は過去のピークを大きく下回っていると市場関係者は指摘する。現在、多くのウォール街のアナリストたちは、金価格の強さは少なくとも今年後半まで続くと予想している。

金はまだピークに達していない？ウォール街はまだ金に強気
シティのアナリストは、月曜日のレポートで「金に対して中期的に強気」とし、今年後半に金が1オンス＝2300ドルの記録に達する可能性を25％と予測している。

しかし、シティの金の予想価格は依然として2150ドルであり、今後12ヶ月から16ヶ月の間に金は1オンス＝3000ドルに達する可能性さえあるとしている。シティは、金を先進国市場の「リスクヘッジ」と見ており、11月の米選挙をめぐる不確実性が金にとってプラス要因になるとの見方を強めている。

INGのストラテジストは火曜日にこう述べている。

「我々は、連邦準備制度理事会（FRB）の政策が、今後数ヶ月の金価格の見通しの重要な要因であり続けると考えており、市場はマクロ的な要因や地政学的な出来事にも反応するため、今後数ヶ月の金価格は不安定な状態が続くと予想している」

金利の上昇は通常、より高い利回りの資産が魅力的になるため、金価格の下落を引き起こす。 2023年後半とここ数日の金価格の上昇はいずれも、連邦準備制度理事会（FRB）が間もなく利下げに踏み切るという市場の期待によってもたらされた。

CMEのFedWatchツールによると、FRBが6月に25bpの利下げを実施する可能性は57.2％である。

一方、金は景気悪化時の安全資産と見なされることが多い。特に金融緩和政策によって利回りが低下しているときには、利回りのない資産である金は健全な投資対象ともみなされる。

金価格が急騰する中、注目すべき投資機会とは？
アナリストによれば、米国経済が予想以上に好調であったこと、また米連邦準備制度理事会（FRB）の政策担当者が金融政策にタカ派的な姿勢を続けていることから、現在の金関連銘柄はまだ急騰に追随していないという。しかし、その後の動向から、金関連銘柄は上昇の勢いを持続していると見ている。

以下は米国と日本国内の金関連投資対象をまとめたものとなる。