米CPI、4カ月連続で着実な上昇か-インフレ率低下の進展失速も
2024年12月11日 11:33 JST
コア指数の上昇率は前月比0.3%と10月と同幅の伸びが見込まれる
強めのインフレ指標が利下げのペースダウンを促すこともあり得る
米労働省が11日に発表する11月の消費者物価指数(CPI)は4カ月連続で着実な伸びを示し、インフレ率の低下ペース失速をうかがわせる数字になりそうだ。
ブルームバーグ調査の予想中央値によれば、変動の激しい食料品とエネルギーを除くコア指数の上昇率は前月比0.3%と10月と同幅の伸びが見込まれる。労働統計局(BLS)が公表するCPI全体の上昇率も0.3%と、前月の0.2%から若干加速する見通しだ。
コア指数の上昇率は前月比0.3%と10月と同幅の伸びが見込まれる
強めのインフレ指標が利下げのペースダウンを促すこともあり得る
米労働省が11日に発表する11月の消費者物価指数(CPI)は4カ月連続で着実な伸びを示し、インフレ率の低下ペース失速をうかがわせる数字になりそうだ。
ブルームバーグ調査の予想中央値によれば、変動の激しい食料品とエネルギーを除くコア指数の上昇率は前月比0.3%と10月と同幅の伸びが見込まれる。労働統計局(BLS)が公表するCPI全体の上昇率も0.3%と、前月の0.2%から若干加速する見通しだ。
11月のCPIと12日発表の同月の生産者物価指数(PPI)は、17、18日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)会合前に連邦準備制度当局者が入手できる最後のインフレデータとなる。
トレーダーはおおむね3会合連続の利下げ決定を引き続き想定しているが、一連の強めのインフレ指標が今後の利下げのペースダウンを促すことも考えられる。
トレーダーはおおむね3会合連続の利下げ決定を引き続き想定しているが、一連の強めのインフレ指標が今後の利下げのペースダウンを促すことも考えられる。
ドイツ銀行の米国担当シニアエコノミスト、ブレット・ライアン氏は「インフレデータがおおむね予想通りなら連邦準備制度は追加利下げを来週決定するとみている。しかし今回の会合から発せられるメッセージは、今後のより漸進的な緩和ペースを大いに強調するとわれわれは考えている」と見解を示した。
免責事項:このコミュニティは、Moomoo Technologies Inc.が教育目的でのみ提供するものです。
さらに詳しい情報
コメント
サインインコメントをする