エヌビディアと提携の鴻海、銀行融資11億ドル確保－ＡＩブーム追い風

2024年11月20日 15:40 JST
融資を提供したのは台湾および海外の銀行を含む17行－関係者
確保した資金は一般的な企業目的に使用される
台湾の鴻海精密工業は、３年間の銀行融資を通じて11億ドル（約1700億円）を確保した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同社は引き続き人工知能（ＡＩ）サーバー需要ブームに乗っている。
　　関係者の１人によると、今回の融資ファシリティーは既存の債務に加えて資金が提供されるもので、確保した資金は一般的な企業目的に使用される。

情報の非公開を理由に匿名を条件に語った関係者によれば、今回の融資を提供したのは、台湾および海外の銀行を含む17行。借り手はフォックスコン・シンガポール、ファルコン・プレシジョン・トレーディング、ＥＣＭＭＳプレシジョン・シンガポールの３社で、鴻海が融資を保証するという。
鴻海はコメント要請に応じていない。

同社は現在、メキシコで米エヌビディアの半導体を搭載したサーバーの世界最大規模となる組立工場を建設している。