米大幅利下げ観測後退ならドル反発か、雇用統計が鍵＝来週の外為市場

2024年8月30日午後 4:04 GMT+9(一部抜粋)

来週の外為市場でドル／円は、米国で発表される重要経済指標に一喜一憂する展開となりそうだ。特に雇用統計は９月の利下げ幅を決定づける手掛かりとして注目度が高く、０．５％の大幅利下げ観測が後退する内容となれば、ドルが切り返す可能性があるという。
予想レンジはドルが１４２━１４７円、ユーロが１．０８―１．１２ドル。
米国では３日に供給管理協会（ＩＳＭ）製造業景気指数、４日に米地区連銀経済報告（ベージュブック）、５日にＩＳＭ非製造業景況指数の発表が予定されている。雇用統計が公表される６日に向けて、４日の雇用動態調査（ＪＯＬＴＳ）や５日のＡＤＰリサーチ・インスティテュート全米雇用報告などにも関心が集まっている。