インデックス投資を否定するとPVや再生数が増える時期なんだな

ご無沙汰ぶりのコラム更新です。

自分の投資スタイルはほぼ確立できたし、淡々とやってけばいいだけになりました。

多くの人が「実際に暴落が来たら資産が減ることに耐えられない」と言うんですけど、別にそんな気になることもないと思います。

資産形成期はむしろ株価が下がっててくれたほうがいい。

「頭でそう分かってても焦っちゃうもんだよ」なんて言われるけど、そんなこたないと思うんで「早く暴落を経験したいな〜」くらいに思ってます。

ところで最近「オルカンだけに投資するのは良くない」とか「インデックス投資やってる奴は分かってない」みたいなコンテンツが目に付くようになってきました。

興味もないし、内容もどうせ薄っぺらいに決まってるんで見ないんですけど、まぁPVや再生数は取れるんでしょうね。

私のような「できる範囲でインデックス投資をコツコツ続けて、何年かに一回リバランスする」ことだけをやってくことに不安がないタイプの人間はそういうPV再生数稼ぎ目的のクソコンテンツに対して「クソが」と思うだけでいいんですけど、PV再生数が取れるってことは「不安につけ込まれて再生しちゃう」人が一定数いるということでしょう。

そういう「不安」って「損するかも」もあると思いますし「もっと儲けられるのに機会損失してるかも」もあると思います。

バフェットの言葉を借りると「早くお金持ちになりたい」ってやつですね。

そもそもの投資目的に立ち返ってほしいんですけど「必要な時に必要な額を用意する」がまずあって、その手段の一つとして「投資」があるわけですよね。

良く分散されたインデックス投資は「上がったり下がったりするけど長期では右肩上がり」ということを信じる投資です。

そして庶民はコツコツ積み立てることでしか種銭を育てられません。

「時間を味方にする」という表現をされますが「時間しか味方してくれない」ということでもあります。

さらに言うと、時間かけたって庶民には数千万円程度の種銭しか用意できないんですよ。

頑張って節約して月3万円投資したとして年間36万円。

30年続けたとしても元本は1,000万円ちょいにしかなりません。

NISA枠の6割も埋まらない。

そして利回り5％だったとして資産は2,400万円。

老後資金目的だったとしてもインフレ考慮すると心もとないですよね。

でも、庶民にはその程度のことしかできないし、それ以上にできることなんてないんですよ。

だから「30年もかけてたった2,400万円しか資産形成できない」ことを前提に「じゃあどうするか」を考える必要がある。

ここで「利回りを上げる」方向にいっちゃうと危険です。

レバレッジかけたり、インド株インデックス買ったり、個別株やったりするのは本当に良くない。

「コア・サテライト戦略」なんてのも大金持ちか機関投資家のやることですよ。

カッコつけた言い方はやめて「遊び枠」とか「趣味枠」と言えばいい。

投資の目的が「趣味」なら何やったっていいですけど、ささやかでも大切に資産形成しなきゃいけない庶民は大きく負けるわけにいかないんですよ。

ということで、PVや再生数目的のクソコンテンツに惑わされることなく、淡々とやるべきことを続けましょう。

私たち庶民は「早くお金持ちになる」こともできないし「ゆっくりお金持ちになる」こともできません。

「時間をかけてささやかな資産を形成する」が関の山です。

入金力を高めるったって「節約して月3万円を5万円にする」とかその程度しかできません。

でも「必要な時に必要な額を用意する」という目的が達成できればいいんですよ。

他人がどう思おうが知ったこっちゃない。

自分の人生なんで。

凡人なりに、自分の信じた投資方針で、自分の人生を胸張って歩みましょう。