インドが中国を抜いてロシアのトップ石油バイヤーに
木曜日、原油先物は5セッションぶりに上昇し、米雇用統計の下方修正に端を発した売りの後、1月以来の安値から立ち直った。
労働統計局が2024年3月までの12ヵ月間に米国経済が創出した雇用は、従来の推定より81万8000人少なかったと発表した。
ベランデラ・エナジー・パートナーズのマネジング・ディレクター、マニッシュ・ラジ氏は、原油の基調は依然としてマイナスだが、「週初に見られた過剰な売りを修正するためには、小さな調整が必要だった」とマーケットウォッチに語った。
みずほ証券のロバート・ヨーガー氏は、「イスラエルとハマスの停戦合意の可能性が薄れていることも、原油を下支えするだろう。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が金曜日にジャクソンホールで行う講演が注目され、「FRB議長が9月の利下げを確認すれば、ブレントは押し上げられ、78ドルを超えるかもしれない」とFXTMの市場分析マネジャー、ルークマン・オトゥヌガ氏はMarketWatchに語った。
10月物Nymex原油前月限(CL1:COM)は+1.5%の73.01ドル/バレル、10月物ブレント原油前月限(CO1:COM)も+1.5%の77.22ドル/バレルで引けた。
一方、9月物ナイメックス天然ガス(NG1:COM)は、エネルギー情報局が先週の米供給量が予想を上回る350億㏄増加したと発表したことを受け、-5.7%の2.053ドル/MMBtuで終えた。
ロイター通信によると、インドは先月、中国を抜いて世界最大のロシア産原油輸入国となった。
ロイター通信によると、7月のインド全体の輸入量に占めるロシア産原油の割合は過去最高の44%で、6月比4.2%増、前年同月比12%増の207万バレル/日となり、パイプラインや船積みによる中国のロシアからの輸入量176万バレル/日を上回った。
欧米諸国がウクライナ侵攻に対応して対ロ制裁を課し、エネルギー購入を抑制した後、インドの石油精製業者は値引き販売されたロシア産原油の恩恵を受けている。中国はロシア産原油の最大バイヤーのひとつであったが、時間の経過とともに需要が減少している。
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