金利：前場の国債先物は反落、長期金利0.83％　10年債入札への調整も

2024年10月3日午前 11:22 GMT+9

＜１１：１１＞　前場の国債先物は反落、長期金利0.83％　10年債入札への調整も
国債先物中心限月１２月限は、前営業日比１７銭安の１４４円８８銭と反落して午前の取引を終えた。新発１０年国債利回り（長期金利）は同１．５ｂｐ上昇の０．８３０％。前日の米金利上昇の流れを引き継いだほか、１０年債入札に向けた調整圧力もかかり、国債先物は売りが優勢となった。
国債先物は朝方から弱含みで推移。前日海外では、米ＡＤＰリサーチ・インスティテュートが発表した９月の全米雇用報告で民間部門雇用者数が予想を上回る増加となったことを受けて、米大幅利下げ観測が後退。米長期金利が上昇した流れは、円債にも波及した。
財務省は午前１０時半、１０年利付国債入札を通告。第３７６回債の新規発行で、表面利率は０．９％。発行予定額は２兆６０００億円程度。入札前取引（ＷＩ）は前日時点での複利は０．８５５％。