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米株IPO紹介:AI半導体ユニコーン「アステラ・ラボ(ALAB)」、データセンター向け需要の増加見通しが同社の追い風に!

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alex_bullcall コラムを発表しました · 03/13 05:42
インテル(INTC)、アマゾン(AMZN)出資半導体ファブレスのユニコーンであるアステラ・ラボ(ALAB)は来週、米ナスダックに新規上場する予定。米国現地ではエヌビディアのH100などハイエンドチップの関連銘柄として注目しており、半導体株についてご興味のある方に同社の上場詳細や投資ポイントを無料で公開。

アステラ・ラボ(ALAB)
上場予定日: 24年3月20日(水)
上場先: ナスダック
公開価格レンジ: 27.00~30.00ドル
売出し予定株数: 1,780万株(オーバーアロットメント実施した場合、最大2,047万株)
調達見込み金額: 最大6.141億ドル(レンジ上限で試算)
上場後見込み時価総額: 45.9億ドル(レンジ上限で試算)

事業概要及び投資ポイント: 
・データセンター向け半導体のファブレス企業。データセンターと企業内システム(ソフトウェア及びハードウェア)の間の接続効率や速度を向上させるための接続半導体の設計・販売を手掛ける。クラウドコンピューティング、AI(人工知能)、機械学習などに向けてデータの高速転送及び処理最適化のソリューションを提供。同社は2017年に設立し企業歴史がなお短いが、インテルは2020年のBラウンド融資段階にて早々出資を行ったこともあり、インテルのバックアップがある半導体ユニコーンとして注目を浴びる。同社はタイワンセミ(TSM)と強い提携関係を有し、生産をTSMに委託。また、インテルのほか、2022年にアマゾンは傘下の投資会社を通じて行使価格20.34ドル、同社1,484,230株に相当するワラントを取得。

・Aries Smart Retimersは同社のPCle向け主力製品であり、AIやクラウドへのアクセスにおいてデータ転送の加速をサポート。アマゾンのAWSなどパブリッククラウド規模の巨大化、データの複雑化、AIトレーニングのパラメータ数の急増を背景に、クラウド・データセンター上におけるデータ、メモリ、ネットワークのボトルネックを解消できることから、同製品への需要が急激に拡大している。とりわけ、AI・データセンターなどで活用されるエヌビディアのH100など高性能チップの能力を最大限に引き出すため、同社製品の必要性が一層に高まり、先行き・見通しを楽観視。なお、同社は目論見書の中でも「We were born in the Cloud」”我々はクラウドから生まれた”と強調しており、クラウドベースの半導体開発に注力することで、同分野への特化で優位性がますます高まる公算にあろう。
※PCleは「Peripheral Component Interconnect Express」の略称であり、高速データ通信を支持するシリアル転送方式の拡張インターフェース規格である。

・同社2023年通期売上高は前年比45.0%増の1.16億ドルだった一方、純差損がマーケティングや管理コストの抑制で同55.0%も減少。売上高規模はなお小さいものの、成長力が強く、「原石」銘柄として期待。なお、公開価格レンジ上限の30ドルで試算すると、実績PSR(株価売上高比率)は39.7倍に達し、エヌビディアの37.2倍を上回る。単に数字を比較すれば、やや割高で見えるが、今のAIブームとIPOのプレミアムを考慮し、バリュエーションの向上する余地があるとみている。
免責事項:このコミュニティは、Moomoo Technologies Inc.が教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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