日本の半導体株指数が上抜け最高値！ウエート上位の構成銘柄は？レーザーテックやディスコ

日本の半導体関連銘柄で構成する「ファクトセット日本半導体指数」が今週、連日最高値を更新している。米国などの半導体関連銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数（SOX指数）が金利上昇の逆風を受け、2022年1月に付けた日中高値を回復できずにいるのとは対照的だ。

ＢｏｆＡ証券が実施した最新の調査によると、アジアのファンドマネジャーの選好度ランキングでは日本がトップで、半導体をオーバーウエートとするポジションは銀行に次いで２番目に大きいという。米金融引き締めの影響が日本に波及し、国内ハイテク・半導体株を過度に下押ししていたことで、割安感が出ている可能性がある。

ファクトセット日本半導体指数のウエート上位10位（16日時点）は $レーザーテック (6920.JP)$、 $ディスコ (6146.JP)$、 $東京エレクトロン (8035.JP)$、 $SCREENホールディングス (7735.JP)$、 $ルネサスエレクトロニクス (6723.JP)$、 $アドバンテスト (6857.JP)$、 $ローム (6963.JP)$、 $東京精密 (7729.JP)$、 $マクニカホールディングス (3132.JP)$、 $アルバック (6728.JP)$が占めている。同指数に連動する上場投資信託（ETF）としてはグローバルX半導体関連-日本株式ETF（ $グローバルＸ 半導体関連－日本株式 ＥＴＦ (2644.JP)$ ）がある。

一方、SOXを構成するのは、 $インテル (INTC.US)$、 $アプライド・マテリアルズ (AMAT.US)$、 $エヌビディア (NVDA.US)$、 $ASMLホールディング (ASML.US)$、 $マイクロン・テクノロジー (MU.US)$、 $テキサス・インストゥルメンツ (TXN.US)$、 $台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング (TSM.US)$、 $ラム・リサーチ (LRCX.US)$、 $マーベル・テクノロジー・グループ (MRVL.US)$、 $クアルコム (QCOM.US)$、 $テラダイン (TER.US)$など。

SOX指数と同様に「ファクトセットアジア半導体株指数」も高値回復まで時間がかかりそうだ。同アジア半導体株指数のウェート上位5位は、SKハイニックス、 $台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング (TSM.US)$、サムスン電子、 $ソニーグループ (6758.JP)$、メディアテック。