どこよりも分かる【ネットフリックスQ3決算まとめ】
米動画配信サービス大手 $ネットフリックス (NFLX.US)$が現地18日に発表した7-9月期(第3四半期)の決算は、売上高、調整後EPSともに市場予想を上回り、2四半期連続で増収増益を実現した。有料契約者数が全世界で876万人と予想以上増加し、数年ぶりの大幅会員増となった。パスワード共有制限や広告付きプランの展開が奏功した。
ネットフリックス株は16%超高の401.77ドルで19日の取引を終えた。
●売上高:85.42億ドル(市場予想85.34億ドル)、前年同期比7.8%増、会員数の急増に恩恵を受けた。
●調整後EPS:3.73ドル(市場予想3.56ドル)、前年同期比20%増、2四半期連続で増加した。
●純利益:16.77億ドル(市場予想15.82億ドル)、前年同期比20%増。
●営業利益率:22.4%(市場予想22.1%)、前年同期比3.1%増。
●有料契約者数:4-6月期末と比べ876万人増え、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域の新規顧客の増加が最も寄与し、会員総数が2.47億人に達した。
●調整後EPS:3.73ドル(市場予想3.56ドル)、前年同期比20%増、2四半期連続で増加した。
●純利益:16.77億ドル(市場予想15.82億ドル)、前年同期比20%増。
●営業利益率:22.4%(市場予想22.1%)、前年同期比3.1%増。
●有料契約者数:4-6月期末と比べ876万人増え、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域の新規顧客の増加が最も寄与し、会員総数が2.47億人に達した。
パスワード共有制限対策の強化が新規顧客の急増につながり、最安値の広告付きプランやシェアプランなどの導入が成功したことで、第3四半期の決算が好パフォーマンスを見せた。これを受け、ネットフリックスは主要市場の一部で値上げに踏み切った。同社は18日から米国や英国、フランスで月額料金を一部値上げすると発表し、米国で最も高いプランを3ドル値上げして23ドルに、基本プランを2ドル値上げして12ドルとする。英国とフランスでも同様の措置を講じる。
ストリーミング事業の競争が激しくなる中、ネットフリックスの経営陣が将来に自信を持っていることを示唆した。株主への書簡で、「高品質な番組内容、世界範囲のストリーミング配信や高い顧客満足度で、ネットフリックスはライバルより高い市場シェアを占めている。Nielsenのデータによれば、9月米国テレビを使ったネットフリックスの利用率は7.8%であり、YouTubeに次いで二番目高く、今後も番組の質を高めていくことで、かなりの成長余地があると考えている」と述べた。
一部のアナリストは、ネットフリックスが収益を最大化するために、広告付きプランという伝統的なメディア戦略を強化していくべきと見ている。多くの顧客は、割高な広告なしのプレミアムサービスより広告付きプランを選択するだろうと考えられている。
第4四半期のガイダンスでは、通期のフリーキャッシュフロー(FCF)の見通しを従来予想の50億ドル以上から65億ドルと上方修正し、米ハリウッドのストライキによるコスト減を反映した。10-12月期の売上高は前年同期比11%増の86億9200万ドルを見込み、アナリスト予想の87億7000万ドルをやや下回った。
ーmoomooニュースVicky
出所:Bloomberg、Dow Jones、ネットフリックスIR
出所:Bloomberg、Dow Jones、ネットフリックスIR
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