【2024年振り返り】今年の爆騰株をチェック！米国株高の中で最大8倍に上昇？！

2024年が終わりに近づき、この1年を振り返ってみると、米株市場は2023年以来の「強気相場」を継続し、主要株式指数は続々と最高値を更新。 ナスダック総合指数は33％以上上昇、2万ポイントの大台を突破した。

時価総額200億ドル超の米国株のうち、年初来上昇率の上位10銘柄
この一年間、人工知能が主流となり、AIブームが半導体株からソフトウェア株、AIインフラを提供する発電株まで席巻している。米AI広告・マーケティング大手 $アップラビン (APP.US)$が前年比750％近く上昇、今年最強な爆騰株となった。それにつぐ $パランティア・テクノロジーズ (PLTR.US)$と $ビストラ・エナジー (VST.US)$も好パフォーマンスで投資家の注目を集めている。一方、トランプ氏の政策支援を受け、暗号資産の強気相場が始まり、暗号資産関連銘柄も負けておらず、ビットコイン保有の $マイクロストラテジー クラスA (MSTR.US)$は年間550％の上昇率で最強な暗号資産関連株となった。

その他、投資家に多額のリターンをもたらした人気銘柄も数多くある。 今年3月に上場し、1年間で388％上昇したソーシャルメディア企業 $レディット (RDDT.US)$は、AI戦略で収益が跳ね上がり、OpenAIおよびグーグル（Google）とのAIライセンス契約が今後2年間の収益成長の燃料となり、株価を新記録へと押し上げた。中古車eコマース・プラットフォームの $カーヴァナ (CVNA.US)$は、かつて破綻の危機に直面したものの、自らの救いで苦境からうまく脱出し、株価が5倍近くに上昇した。

時価総額4000億ドル超の米超大型株のうち、年初来上昇率の上位10銘柄
爆騰株に加えて、情報技術セクターの主要業界大手も着実に成長しており、米国の株式市場の持続的な上昇を支えている。昨年から優れた業績を維持し、今年は米株市場時価総額王座に挑戦した「AI王者」の $エヌビディア (NVDA.US)$は年初来181％上昇した。

$ネットフリックス (NFLX.US)$と $台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング (TSM.US)$もこれに続き、今年史上最高値を更新している。米国消費の底堅さと好調な決算で小売大手の $ウォルマート (WMT.US)$も年間80％以上の上昇を記録している。

「マグ7」の数社もリスト入り。 $メタ・プラットフォームズ (META.US)$と $アマゾン･ドットコム (AMZN.US)$は、AI開発に焦点を当てて投資を加速し、高いリターンを達成した。 $テスラ (TSLA.US)$株は、今年10月まで低迷していたが、「トランプ氏当選」に賭けたマスク氏の大勝利のため劇的に反転し、今年最後の2ヶ月で70％の年初来上昇率を遂げた。マスク氏も世界初の4000億ドル以上の純資産を持つ億万長者となった。

ウォール街の機関投資家は現在、S&P500種指数を平均6400ポイントまで上昇すると予想している。新しい1年が近づくにつれ、業績成長、企業の自社株買い、利下げだけでなく、トランプ次期大統領就任後の景気回復などが期待され、来年の米株市場に対し楽観的な見方が広がっている。