上半期の資産増加の要因としては、好調な株式市場、特にAIへの投資を背景にした半導体関連銘柄の上昇と、年初140円/ドルから7月29日現在153円まで進んだ円安の影響が大きい。特に5、6月に大きな利益を出したNVDAについては7月に入って持ち株の80%を利確した。また、7月は日銀とFRBの動きから円高ドル安方向に動いていることから、moomooの口座は円ベースではマイナスとなったが、米国株のドル建て推移としてはプラスとなっている。
セクター別では、ここ数ヶ月はテクノロジー株の期待値が高く、実際にパフォーマンスも良かったため、一時持ち株の90%を占めるまでに至ったが、特に7月に入って金融環境が大きく変化しているので、銘柄入れ替えを行なった。現在のセクター別投資割合としてはテクノロジー30%、ヘルスケア25%、金融15%、エネルギー11%、保険5%、輸送2%、暗号資産関連12%とした。暗号資産関連株はこれまで、ほとんど手を出してこなかったが、米市場でも暗号資産ETFが承認されるなどの変化があり、日本からはIBITなどには直接投資できないため、ポートフォリオに加えた。
アセットアロケーションとしては、投資信託とETFを含む株式が65%、現金が15%、実物不動産が20%とし、通貨別ではドル資産60%と円資産40%とした。
今後の考えとしては、これまでの金利差からくる明らかなドル高傾向や5月のNVDA決算などのような、大きなトレンドの変化があれば、投資割合はまた機動的に大きく変えるが、とりあえず7月末時点では、極端な集中投資は必要ないと考えている。引き続き各国の金利動向や米大統領選、各社の決算に注目していきたい。