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大幅利下げで揺れる市場

米国政策金利は5.5%から5.0%に大きく利下げされました。
これを受けて、まず頭に入れたいのはインフレ再燃です。
インフレ沈静化が進行しつつあることは確かですが、やっと2%代に突入したばかりであることを考えるとインフレが再燃して物価が下がらない事象が起こりえます。
失業率が上昇基調であることを考慮すると0.5%の利下げは妥当だと言えます。
失業率は経済が鈍化し最後に動きが現れる経済指標であり住宅市場のようなレスポンスの高い、動物で例えるならウサギ🐰とは違い、失業率はのろまな亀🐢です。
かなり先行して金利を下げなければ失業率をコントロールすることは不可能に近いです。
インフレ再燃のリスクを負ったとしても大幅利下げは妥当と言えます。
これで利下げ局面突入か、と思いたくなりますが中古住宅市場の動きが悪く、その影響でCPIは下げ渋ると予想できます。
やはり株高は限定的でレンジ相場になるという予想に変わりありません。
ここまで大幅な利下げを行うと新興国株にもスポットライトが当たる可能性があります。
今すぐ買いか?というと、それは懐疑的です。
理由は前述したとおり株高は限定的だと言えるからです。
このタイミングであれば2025年1月の年末年始に急落が来ると思います。
米経済は失業率は上がらず堅調に推移するため、株は急落してもすぐに反発します。
CPIは下がらず利下げは行えないため、ダラダラと4%代の政策金利を維持する可能性が高いです。
これを踏まえると、やはり新興国株が強いと言えます。日本も久方ぶりの利上げを行いインフレの兆候が見え始めたため、日本株はそこまで悪くない投資対象になるかもしれません。
それでも本命は新興国株です。
以前は金鉱株を推していましたがFRBのインフレよりも失業率に重点を置いた強気な利下げが起きたため新興国株に資金がシフトすると考えられます。
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