【朝イチ報】アップル、新AI機能の提供発表ー株価は下落　NY原油大幅反発、夏場の供給不足見通しで

市場概況
10日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比69ドル05セント高の3万8868ドル04セントと反発。ナスダック総合株価指数は同59.403ポイント高の1万7192.529だった。11日の東京株式市場は主力株中心に幅広く買いが優勢となり、日経平均株価は続伸する公算が大きい。

トップニュース
アップルの新AI機能、プライバシー重視＝WWDC
米 $アップル (AAPL.US)$は10日開幕した年次開発者会議「WWDC」で、同社端末のソフトウエア更新を通じて新しい人工知能（AI）システム「アップル・インテリジェンス」を提供すると発表した。ユーザーにパーソナライズされた生成AIを提供できるとしている。
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マスク氏、「アップル製品は使用禁止に」－OSにオープンＡＩ組み入れなら
米電気自動車（EV）大手 $テスラ (TSLA.US)$のイーロン・マスク最高経営責任者（CEO）は、アップルがWWDCで、「Siri」を通じてユーザーがオープンＡＩの「ChatGPT」にアクセスできるようになると発表したことを受け、Ｘ（旧ツイッター）の投稿で「アップルがＯＳレベルでオープンＡＩを組み入れれば、アップル製品は私の会社で使用禁止になるだろう。容認できないセキュリティー違反だ」とコメントした。

大幅反発、夏場の供給不足見通しで＝ＮＹ原油概況
ニューヨーク原油の期近は大幅反発。世界最大の石油消費国である米国では夏場に向けて季節的なガソリン需要が拡大していく見通しであることから、需給の引き締まりによる在庫減少が期待されている。

テスラ大株主が巨額報酬反対、マスク氏は反論
$テスラ (TSLA.US)$のイーロン・マスク最高経営責任者（CEO）は、主要な機関投資家が来週の年次株主総会で同氏への560億ドル（約8兆7900億円）の報酬案に反対票を投じると表明したことは「感心しない」と述べ、個人投資家は報酬案を支持していると主張した。

エリオット、サウスウエスト航空株20億ドル相当保有
アクティビスト（物言う株主）として知られる米ヘッジファンド運営会社エリオット・インベストメント・マネジメントは10日、米 $サウスウェスト航空 (LUV.US)$の株式20億ドル（約3140億円）相当近くを保有していることを認めた。

モデルナ、インフル・コロナ混合ワクチン候補が好結果
米バイオ医薬品会社 $モデルナ (MRNA.US)$は10日、最近の臨床試験で、新型コロナウイルスとインフルエンザを1回の接種で予防する新しい混合ワクチンの効果が、個別に接種するワクチンや競合他社のワクチンを上回ったと明らかにした。

クリスピー・クリーム上昇 投資判断の引き上げ好感
10日午後の米株式市場でドーナツチェーンのクリスピー・クリームが前週末比約6％高と買われた。 $マクドナルド (MCD.US)$との提携拡大が十分に評価されていないとして、トゥルイストのアナリストが投資判断を「バイ」、目標株価を13ドルから15ドルに引き上げたことが買い手掛かり。