【朝イチ報】アップルが最高値更新、S&P500とナスダックも終値ベースで最高値　マスク氏、オープンAIなどへの訴訟を取り下げ

市場概況
11日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比120ドル62セント安の3万8747ドル42セントと反落。ナスダック総合株価指数は同151.017ポイント高の1万7343だった。12日の東京株式市場は主力株中心に売り優勢の地合いが予想され、日経平均株価は3日ぶりに反落する可能性が高い。

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アップル史上最高値更新　アナリストからは評価も
$アップル (AAPL.US)$が反発。前日の世界開発者会議（WWDC）で待望のAIの新機能を発表したが、サプライズはなかったとの評価で、前日の市場は冴えない反応を示していた。しかし、アイフォーンのアップグレードサイクルへの期待から25年度の見通しをコンセンサスよりも大幅に引き上げたアナリストもいた。

【米国株】小動き、S&P500種とナスダックは最高値更新
11日の米株式相場は小動き。ダウ平均は反落。S&P500種とナスダック総合は続伸し、終値ベースで最高値を更新した。

マスク氏、オープンAIとアルトマン氏に対する訴訟を取り下げ
米実業家のイーロン・マスク氏は、対話型AI（人工知能）「チャットGPT」を開発した新興企業オープンAIおよび同社のサム・アルトマン最高経営責任者（CEO）に対する訴訟の取り下げを申請したことが分かった。マスク氏は、オープンAIと $マイクロソフト (MSFT.US)$の関係を巡って訴訟を起こしていた。
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GM、EV販売見通し下方修正 24年通期
米自動車大手 $ゼネラルモーターズ (GM.US)$は11日、電気自動車(EV)市場の成長ペースが予想を下回っているとして、2024年12月期通期のEV販売台数の見通しを下方修正した。ポール・ジェイコブソン最高財務責任者(CFO)は業界会議で、24年のEV販売見通しを従来の20万~30万台から、20万~25万台にレンジ上限を引き下げると述べた。

オラクルが決算受け時間外で８％上昇 クラウドインフラ部門が好調 複数の提携も発表
$オラクル (ORCL.US)$が時間外で上昇。引け後に3-5月期決算(第4四半期)を発表し、クラウドインフラ部門が43%増と好調に拡大していることが好感されている。同部門の上高全体に占める割合はまだ小さいが、市場は同社の将来の成長への大きな賭けとしてこの部門に注目している。
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仏ミストラルAI、6億ユーロ調達 事業規模拡大へ
フランスの人工知能（AI）スタートアップ、ミストラルAIは米半導体大手 $エヌビディア (NVDA.US)$や米顧客情報管理（CRM）サービス大手 $セールスフォース (CRM.US)$などから6億ユーロ（約1010億円）を調達した。AI市場を支配する米オープンAIなどシリコンバレーの大手に挑むため、事業規模の拡大を目指す。

米EIA、今年の原油価格見通し引き下げ 天然ガスは上方修正
米エネルギー情報局(EIA)は11日公表した月次の「短期エネルギー見通し」で指標原油価格の見通しを約4%引き下げた。このところの相場下落を要因に挙げた。今年の平均価格の見通しは、国際指標油種のブレント原油について1バレル=87.79ドルから同84.15ドルに、米指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は同83.05ドルから同79.70ドルに、それぞれ下方修正した。