【朝イチ報】“バフェット神話”健在、オキシデンタルが大幅高　アームが時間外で下落、クアルコムへのライセンス訴訟敗北

Moomooユーザーの皆様～おはようございます！本日朝イチ報のキーポイントはこちら。
●【東京株式相場予想レンジ】3万8800円-3万9100円（20日終値3万8701円90銭）
●米政府機関の閉鎖回避、つなぎ予算法が成立
●トランプ次期大統領「パナマ運河の料金はぼったくり、料金引き下げ要求 さもなければ米国に返還」
●米オキシデンタル・ペトロリアム－大幅高 バークシャー・ハサウェイの追加取得を好感
●チップ設計巡るライセンス訴訟、勝者クアルコムが時間外で上昇 敗れたアームは下落
●米CFPB、大手銀3行提訴 送金アプリ「ゼル」詐欺の対応不備で
●米スタバ労組、全米3都市でスト開始
ーmoomooニュースMark

◇20日の米株式相場は上昇。S&P500種指数とナスダック総合指数は4日ぶりに反発して引けた。一部ハイテク株に売りが先行し寄り付きこそ下落したものの、11月個人消費支出(PCE)価格指数がインフレ抑制の進展を示唆したことを支えに上昇した。ダウ平均は一時前日比で800ドル超上昇する場面があったが、本日は株価指数先物と株価指数オプション、個別株オプションの満期日が重なる「トリプルウィッチング」にあたり持ち高調整の売りが見られたほか、政府閉鎖の可能性が投資家心理の重石となり、午後に入り伸び悩んだ。
◇23日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買い戻しが進み、日経平均株価は7日ぶりに反発しフシ目の3万9000円台回復を視野に置く強調展開が予想される。

米政府機関の閉鎖回避、つなぎ予算法が成立
ジョー・バイデン米大統領が21日、来年3月14日までの政府予算を確保する「つなぎ予算法案」に署名し、政府機関の閉鎖は回避された。同法は、つなぎ予算の3カ月延長と緊急支援を組み合わせたもので、マイク・ジョンソン下院議長（共和、ルイジアナ州）による先週3度目の試みだった。

トランプ次期大統領 パナマ運河の料金はぼったくり、料金引き下げ要求 さもなければ米国に返還
トランプ次期大統領はパナマ運河は米国の軍艦や商船に違法な通行料を課している、ぼったくりだ。料金の引きを要求する。さもなければパナマ運河を米国に返還すべきだと述べた。

米オキシデンタル・ペトロリアム－大幅高 バークシャー・ハサウェイの追加取得を好感
石油、天然ガスの探査・生産を手掛ける米 $オクシデンタル・ペトロリアム (OXY.US)$が大幅に上昇。ウォーレン・バフェット氏が率いる $バークシャー・ハサウェイ (BRK.A.US)$の追加取得が好感された。バークシャー・ハサウェイは今週火曜日から木曜日までの3日間で新たに890万株を取得し、持ち株比率を28％以上に引き上げた。株価は一時、前日比2.64ドル高(+5.82％)の48.00ドルまで上昇し、1.77ドル高(+3.90％)の47.13ドルで終了。

クアルコムが時間外で上昇 アーム下落
半導体の $クアルコム (QCOM.US)$が時間外で上昇している。チップ設計を巡る $アーム・ホールディングス (ARM.US)$とのライセンス争いに勝利したと伝わっている。クアルコムは2021年に半導体スタートアップ、ヌビア社を買収したが、アームはヌビアを買収したクアルコムとの間で契約を再交渉する必要があったと主張し、買収で得た半導体の設計を破棄するようクアルコムに要求した。アームの技術を使用するライセンス契約が訴訟の争点だったが、デラウェア州の連邦地裁の陪審は、ヌビア社の取引においてクアルコムはアームのライセンスを侵害していないと判断した。

米USスチール－大幅安 予想に反しての赤字見通しを嫌気
米鉄鋼大手の $ユナイテッド・ステイツ・スチール (X.US)$の2024年第3四半期（9-11月）決算は、売上高が前年同期比13％減の38億5300万ドルとなったが市場予想の37億7000万ドルを上回った。しかし、第4四半期の見通しについては調整後一株当たり損失が0.25-0.29ドルになるとして、アナリストの0.22ドルの黒字予想に反して赤字見通しを発表した。株価は一時、前日比2.00ドル安(-6.31％)の29.72ドルまで下落し、1.58ドル安(-4.98％)の30.14ドルで終了。

米CFPB、大手銀3行提訴 送金アプリ「ゼル」詐欺の対応不備で
米消費者金融保護局（CFPB）は20日、米銀大手 $ジェイピー・モルガン・チェース (JPM.US)$、 $バンク・オブ・アメリカ (BAC.US)$（バンカメ）、 $ウェルズ・ファーゴ (WFC.US)$の3行を提訴した。いずれも個人間送金アプリ「Zelle（ゼル）」を所有する米銀大手の連合に名を連ねている。CFPBは訴状で、3行は決済アプリと競合するためゼルの導入を急いだ結果、プラットフォーム上の詐欺対策が不十分となったと主張した。

伊当局、オープンAIに制裁金1500万ユーロ 個人情報扱いで
イタリアの個人情報保護当局（Garante）は20日、米オープンAIに対し、対話型人工知能（AI）「チャットGPT」のトレーニングにおける個人情報の使用を巡り、1500万ユーロ（約24億円）の制裁金を科したと明らかにした。当局は、オープンAIがチャットGPTの学習用に個人情報を処理する際、十分な法的根拠を示さず、利用者への透明性開示を定めたイタリアの規則に違反したと述べた。

米スタバ労組、全米3都市でスト開始
米コーヒーチェーン大手 $スターバックス (SBUX.US)$のバリスタたちは20日、労働組合が組織されたシカゴ、ロサンゼルス、シアトルの一部店舗でストライキを開始した。労使交渉が行き詰まったことが理由だと、労組は説明した。スターバックスによると、全米約10店舗で従業員がシフトを休んだり、店舗外でピケを張ったりしており、一部店舗は営業できない状態だ。