【朝イチ報】FRBは間違い犯した？！9月に大幅利下げするか注目　マスク氏のxAI、テスラと収益分配を協議

市場概況
6日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比410ドル34セント安の4万345ドル41セントと続落。ナスダック総合株価指数は同436.829ポイント安の1万6690.832だった。9日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に売りが加速する地合いとなり、日経平均株価は3万6000円台を大きく割り込む展開が想定される。

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【MW】9月の利下げ支持、今後の大幅利下げも視野＝FRB理事
米連邦準備制度理事会（FRB）のクリストファー・ウォラー理事は6日の講演で、「利下げを開始する時が来たが、慎重に行うべきだ」との見解を示した。その上で、大幅な追加利下げを行う時期が訪れるかもしれないとしつつ、データがそうした動きを必要とする場合に限られるとくぎを刺した。
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9月の米利下げ幅、金利先物市場の予想分かれる
8月の米雇用統計の発表を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が今月0.5ポイントの大幅利下げに踏み切るかどうかを巡り、先物トレーダーの間で見方が分かれている。CMEグループの「FedWatchツール」によると、金利先物市場が織り込む0.5ポイントの利下げ確率は51%と、前日時点の40%から上昇した。

FRBが間違いを犯したのではとの根強い不安に揺れる株式市場
●FRBが来週、待望の利下げを実施する準備を進めている
●問題は、金融緩和が遅すぎた恐れがあるが、それが分からないことだ。「FRBが利下げを遅らせたと思うが、パウエル議長がリセッションを回避できれば、多くの過ちも許されるだろう。しかし、現時点ではそれが可能かどうかはまだ分からない」と、Navellier & Associatesの投資戦略家であるイヴァン・マーチェフはコメントしている。
●注目は今週のインフレデータ、特に8月の消費者物価指数に移っている。これが最終的な判断材料となるかもしれない。重要なデータであり、投資家が長らく利下げを待ち望んできたにもかかわらず、FRBによる大幅な動きが実際には不安を引き起こす可能性があるからだ。

マスク氏のxAI、テスラと収益分配を協議
米実業家イーロン・マスク氏の人工知能（AI）スタートアップのxAIが、電気自動車（EV）大手 $テスラ (TSLA.US)$に技術やリソースへのアクセスを提供し、これと引き換えにテスラの一部収益を得る取引を話し合ったことが分かった。マスク氏が率いる各企業の結びつきがさらに深化している新たな一例となる。

オランダ、ASML一部装置の輸出管理規則を拡大
オランダ政府は、同国の $ASMLホールディング (ASML.US)$が欧州連合（EU）域外に輸出する一部の半導体製造装置について、輸出管理規則を拡大すると発表した。輸出の際は米国政府ではなくオランダ政府の許可を取得するよう義務付ける。

SOX指数は大幅続落、ブロードコムやコヒレントが下落
6日のフィラデルフィア半導体株指数（SOX）は大幅続落。個別では、 $ブロードコム (AVGO.US)$が10％超の大幅安。 $コヒレント (COHR.US)$、ウルフスピード、アレグロ・マイクロシステムズ、ASMLホールディング、ラムバス、マーベル・テクノロジーなども下落し、全面安となった。