【朝イチ報】ドル円160円台再浮上、円売り加速　マイクロン、決算受け時間外で株価下落

市場概況
26日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比15.64ドル高の3万9127ドル80セントと小反発。ナスダック総合株価指数は同87.502ポイント高の1万7805.156と続伸した。27日の東京株式市場では主力株への売りが優勢となり、日経平均株価は軟調に推移する見通しだ。

トップニュース
米金利上昇・ドル買い継続、160円台再浮上で円売りも加速
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、160円02銭へ下落後、160円84銭まで上昇し、160円80銭で引けた。神田財務官の円安けん制発言が伝えられ、いったん160円付近へ押したものの、まもなくドル買い・円売りが再開され、160円台後半まで一段高となった。

マイクロン、決算受け時間外で株価下落 第４四半期の売上高見通しがやや物足りない内容
$マイクロン テクノロジー(MU.US)$が時間外で下落。引け後に３－５月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は時間外で冴えない反応。第４四半期のガイダンスで、１株利益は予想を上回ったものの、売上高見通しが予想範囲内となった。
関連記事：【決算速報】半導体大手マイクロン(MU) FY24Q3決算

アマゾン、初の時価総額2兆ドル超え 米企業で5社目
26日の米株式市場で $アマゾン ドット コム(AMZN.US)$が上昇し、時価総額が初めて2兆ドル（約320兆円）の大台を突破した。ハイテク大手のアルファベット、アップル、マイクロソフト、エヌビディアに続き、この節目を達成した5社目の米国企業となった。

FRBストレステスト、全行が「深刻な景気後退に耐えられる」
米連邦準備制度理事会（FRB）は26日、年次銀行ストレステスト（健全性審査）の結果を公表し、審査対象となった米銀大手が全て合格した。深刻な景気後退（リセッション）のシナリオでも家計や企業への融資を継続できると評価した一方、昨年のテストよりも大幅な損失を被るとの見解を示した。

米新築住宅販売、5月は半年ぶり低水準 予想下回る
米商務省が26日発表した5月の新築一戸建て住宅販売件数は季節調整済み・年率換算で前月比11.3％減の61万9000戸と、2023年11月以来の低水準に沈んだ。住宅ローン金利の高止まりが販売の重しになった。