【朝イチ報】「とき来た」利下げ時期やペースはデータ次第 28日のエヌビディア決算前に期待高まる

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市場概況
23日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比462ドル30セント高の4万1175ドル08セントと反発。ナスダック総合株価指数は同258.440ポイント高の1万7877.794だった。26日の東京株式市場は強弱観対立のなかもやや利益確定の売りに押される展開が想定される。

パウエル議長：利下げの「時が来た」、株高へ
FRBパウエル議長は23日、ジャクソンホール会議（経済政策シンポジウム）で「政策を調整する時が来た」と話し、FRBが間もなく利下げに踏み切るという合図を明確に発した。

利上げがより確実になったことを受け、米主要株価指数は23日にいずれも1％強上昇。SOX指数は2.8％上昇した。筆頭構成銘柄の $エヌビディア (NVDA.US)$ が5％弱上昇、テック株をけん引。28日の決算発表を前に、エヌビディアに対する期待は高まっている。

その他の個別株では、建材大手 $ビルダーズ ファーストソース (BLDR.US)$ が9％上昇。7月の新築住宅販売件数が予想以上に増加した。利下げ基調も建設株を押し上げている。
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パウエルFRB議長の主な発言
「政策を調整する時が来た」、「方法性は明確」、「インフレは著しく鈍化」、「労働市場はもはや過熱していない」、「インフレが2％への持続的な道筋をたどっているという確信を深めた」、「利下げのタイミングやペースはデータや変動する見通し、リスクバランス次第」

米国株式市場見通し：エヌビディア次第で主要3指数は史上最高値更新の可能性も
今週の米国株は、ジャクソンホールでのパウエル議長講演を無事に通過したことで安心感が高まり、主要3指数は史上最高値更新を試す展開を迎えそうだ。史上最高値間近のNYダウとS&P500に比べて、ナスダックは史上最高値を5％ほど下回っているが、28日のエヌビディアの24年5-7月決算発表後の値動き次第では十分射程圏と考える。

【決算プレビュー】AI皇帝のエヌビディア、29日決算の前に押し目買いの好機到来？！
AI皇帝のエヌビディア、は来週木曜日の取引時間終了後に（日本時間8月29日午前6時）FY2025 Q2の決算を発表する予定。NVIDIAの決算結果を前に、いくつかの主要な成長市場でリーダーシップを持つ同社への期待が高まっている。
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好業績銘柄の宝庫！ 大波乱後の相場で光輝く「DX関連」6銘柄選抜 ＜株探トップ特集＞
4-6月期決算発表シーズンが一巡し、このところの株式市場には夏枯れムードが漂う。低位株が突発的に人気化するなど手掛かり材料難の地合いならではの動きが散見される。こうした相場環境下では日々の物色動向を追うのも良いが、それとあわせ決算発表を終えた企業を中心に好業績銘柄の探索をじっくり進めておきたいところ。そのなか注目したいのが、デジタルトランスフォーメーション（DX）関連株だ。 $富士通 (6702.JP)$ や $日本電気 (6701.JP)$ など主力どころを筆頭に業績の好調さが際立っている。

ADR上昇率・下落率上位銘柄（23日）
上昇率上位は $住友不動産 (8830.JP)$ 17ドル 4906円 （115円） +2.4％、 $楽天グループ (4755.JP)$ 6.7ドル 967円 （20.6円） +2.18％など。下落率上位は $ゆうちょ銀行 (7182.JP)$ 8.4ドル 1212円 （-190円） -13.55％、 $第一生命ホールディングス (8750.JP)$ 25ドル 3607円 （-507円） -12.32％など。