【朝イチ報】エヌビディア決算前の買い一辺倒から一転、ヘッジファンドがテク売り　ビットコインが５万3000ドル上回る　

市場概況
26日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比62ドル30セント安の3万9069ドル23セントと4日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同20.572ポイント安の1万5976.251だった。27日の東京株式市場は強弱観対立のなかも上値の重い地合いが想定され、日経平均株価が3万9000円台前半でもみ合う展開が予想される。

トップニュ―ス
エヌビディア決算前の買い一辺倒から一転、ヘッジファンドがテク売り
米半導体メーカー $エヌビディア (NVDA.US)$の決算発表までの数週間にハイテク株にマネーをつぎ込んできたヘッジファンドが、ここにきて過去７カ月で最も速いペースで売却に動いている。

ビットコインが５万3000ドル上回る、過去２年余りで最高の水準
$ビットコイン (BTC.CC)$は26日の取引で５万3000ドルを超え、過去２年余りで最高の水準に達した。上場投資信託（ＥＴＦ）を通じた需要が持続し、最大の暗号資産（仮想通貨）であるビットコインの価格を過去最高値付近まで押し上げるとの楽観が膨らんでいる。

米新築住宅販売は増加、金利低下が支え－過去３カ月分は下方修正
１月の米新築住宅販売件数は前月から小幅増加した。住宅ローン金利の低下が追い風となった。

マイクロソフト、仏新興ミストラルＡＩと提携－米オープンＡＩの競合
米 $マイクロソフト (MSFT.US)$はフランスの人工知能（ＡＩ）スタートアップ企業ミストラルＡＩと「戦略的パートナーシップ」を結んだ。オープンＡＩとの深いつながりを巡って世界で当局の厳しい視線にさらされているマイクロソフトは今回、欧州におけるオープンＡＩの主要な競合相手と提携したことになる。

マスク氏が進めるラスベガス地下トンネル、安全基準違反が常態化
実業家イーロン・マスク氏のトンネル掘削ベンチャー、ボーリングは過去10年近く、同氏が「ハイパーループ」と呼ぶ地下大量輸送システムの構築を大々的に打ち出してきた。掘削作業をしていた労働者たちは、毎日泥をかき分けなければならなかったと回想しているが、泥の中には促進剤として知られる化学物質がたくさん含まれていた。

ズームの売上高と利益は市場予想上回る、自社株買い発表－株価急伸
米ビデオ会議サービスの $ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ (ZM.US)$の2023年11月－24年１月（第４四半期）決算では、売上高と利益がアナリスト予想を上回った。企業顧客のズーム利用が続いていることが示唆された。

ニンテンドースイッチ後継機、2025年3月にも発売へ
$任天堂 (7974.JP)$はゲーム機「ニンテンドースイッチ」の後継機を2025年3月にも発売する。スイッチ同様に据え置き型と携帯型の両方の特徴を備えたゲーム機となる見通し。業界では24年の発売を予想する声が多かったが、転売防止対策などで後継機の初期在庫や発売当初の有力ソフトの品ぞろえを確保することを優先した。

日本製鉄と全米鉄鋼労組、秘密保持契約を締結－ＵＳスチール買収巡り
米鉄鋼大手 $ユナイテッド・ステイツ・スチール (X.US)$を約141億ドル（約２兆1200億円）で買収する計画の $日本製鉄 (5401.JP)$と全米鉄鋼労働組合（ＵＳＷ）は、秘密保持契約を締結した。ＵＳＷは買収への反対姿勢を公には維持しているが、協議を進めることは可能になる。