【朝イチ報】米雇用悪化で一時145円台 バークシャー、アップルをほぼ半減 エヌビディア最新AI半導体遅れる？

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市場概況
2日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比610ドル71セント安の3万9737ドル26セントと大幅続落。ナスダック総合株価指数は同417.981ポイント安の1万6776.164だった。5日の東京株式市場は日経平均株価が続急落となり3万5000円台前半まで水準を切り下げ、場合によっては3万5000円を一気に下回る局面も想定される。前週末に2200円あまりの急落をみせたが、世界的なリスクオフの流れが強まるなか、外国為替市場で進むドル安・円高の流れも影響して下値を模索する動きが続きそうだ。

米景気悪化懸念強まる、株安・国債利回り低下、ドル円は一時145円台
7月非農業部門雇用者数は11.4万人となり、市場予想を大幅に下回った。失業率も予想上回り、4.3％に上昇。労働市場が想定より速いペースで悪化したことを受け、景気悪化懸念が強まった。2日の米国市場では株安・国債利回り低下となり、ドル円は一時145円台に。

失業率が上昇したことで、FRBの元エコノミスト、クラウディア・サーム氏が考案した『サーム・ルール』上、リセッション開始の目安となる数値に達した。同ルールは過去50年にわたり完璧な有効性を示してきた。サーム氏は今回の雇用統計発表後にブルームバーグラジオで、米国はリセッションに陥っていないが、「良い方向には向かっていない」と語った。ゴールドマンは「限定的な」米リセッションの確率を25％に引き上げた。（Bloomberg）

なお、今週は5日に7月ISM非製造業PMIが発表される予定。1日に発表された同製造業PMIが予想を下振れた後、その後の雇用統計なども弱かっただけに、警戒感は高まっている。一方、これまでの流れのように底堅いサービス業を支えに、非製造業PMIが堅調さを示した場合、市場に少し安堵をもたらす可能性がある。

エヌビディア、最新AI半導体Blackwellに遅れる噂、会社側は「状況は変わっていない」
テクノロジーニュースサイト「ザ・インフォメーション」は3日（現地時間）、業界筋の情報を引用し、ブラックウェルB200チップの大量出荷が約3か月遅れるだろうと報じた。ブラックウェルの生産開始は2024年10月と予想されていた。エヌビディアの広報担当者はバロンズ誌に対し、「ブラックウェルの広範なサンプリングが始まっており、下半期には生産が増加する予定だ。それ以上の噂についてはコメントしない」と述べ、同社の状況は変わっていないと語った。（バロンズ誌）
バークシャー、アップル株の保有ほぼ半減
名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイは株式売却モードに入っている。同社は3日、保有するアップル株の約半分を4-6月期（第2四半期）に売却したことを明らかにした。

その他の主要ニュース
☆テスラの中国販売、7月は前年比15％増　
政府補助金が追い風米電気自動車（EV）大手テスラの7月の中国での車両販売は伸びた。中国政府が積極的に推進するEV・ハイブリッド車（HV）の下取り補助金プログラムが需要を押し上げた。
☆ウッド氏の旗艦ETF、モデルナ株を大量取得　急落受け
著名投資家キャシー・ウッド氏の旗艦ETF（上場投資信託）「アーク・イノベーションETF」は、米バイオ医薬品メーカーのモデルナ株を大量に追加取得した。
☆シェブロン、4-6月期利益が予想下回る　株価下落

日本株ADR全般売り優勢、シカゴは大阪比970円安の34950円
ADR（米国預託証券）の日本株は、対東証比較（1ドル146.57円換算）で、ゆうちょ銀行＜7182＞、任天堂＜7974＞、日本たばこ産業＜2914＞、三菱電機＜6503＞、MS&ADインシHD＜8725＞、三菱UFJFG＜8306＞、ルネサス＜6723＞などが下落し、全般売り優勢となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪日中比970円安の34,950円。

前週末2日に「買われた株！」総ザライ ―本日につながる期待株は？―日本株
日ハム <2282>やコナミＧ <9766>、アステラス <4503>など

moomoo証券コラム記事
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