◇3日の米国市場は主要指数が小動きとなったが、S&P500指数は今年55回目の最高値更新となった。マグニフィセント7主導でナスダック指数も新高値を付けた。連銀総裁の発言を受け、利下げ期待が再び高まった。米10月求人件数も雇用市場の底堅さを示した。12月6日の米雇用統計が注目される。
◇韓国の非常戒厳宣言を巡り円は乱高下した。韓国の尹大統領が緊急の戒厳令を宣言したため、リスク回避の円買いが一時加速したが、韓国国会が非常戒厳の解除を求める決議案を可決し、円買いは一服した。米10月求人件数が予想以上に増加し米長期金利が上昇すると、ドル売りも後退した。
◇4日の東京株式市場は主力株中心に強弱観対立の地合いとなり、日経平均株価は前日終値近辺でもみ合う展開となりそうだ。