【朝イチ報】エヌビディア王者帰還 S＆P500は買われすぎ領域 ドル円は150円台に

Moomooユーザーの皆様～おはようございます！本日朝イチ報のキーポイントはこちら。

●【東京株式相場予想レンジ】3万8800円-3万9200円(21日終値3万8954円60銭)
●エヌビディア王者帰還、業績期待で史上最高値を更新
●業績に対する楽観的見方は過去最高水準に
●S&P500指数、バリュエーション面からするとアップサイドは限定的？
●米国債利回りの急上昇はドル高・円安に拍車か、ドル円は150円台に
●マイクロソフトがAIエージェントを発表
●クアルコム、新製品のスマホ用プロセッサを発表 株価の反応は限定的
ーmoomooニュース Julie

◇21日の米国市場はS&P500指数が小反落。先週まで6週連続の上昇、1/5の企業が今週に決算発表、米10年国債利回りの上昇などを背景に利益確定売りに押された。金利上昇に敏感なセクター、不動産や公益が下げを主導。エヌビディアが史上最高値を更新するなか、SOX指数やナスダック100指数は小幅高となった。
◇22日の東京株式市場は売り買い交錯のなかも、日経平均株価は前日終値近辺で頑強な値動きを示す可能性が高そうだ。

トップニュース
エヌビディア王者帰還、業績期待で史上最高値を更新
● $エヌビディア (NVDA.US)$ が21日に4％上昇し、史上最高値を更新した。アナリストたちによる目標株価の引き上げやエヌビディアに対する投資家センチメントの回復が背景にある。
●バンクオブアメリカのアナリストは目標株価を従来の165ドルから190ドルに引き上げた。競争上の優位性やAI半導体市場の規模拡大の恩恵などを理由に挙げた。
●Bloombergの最新調査によると、回答者の45％が、エヌビディアの好業績が株価をさらに押し上げるとの見方を示した。

業績に対する楽観的見方は過去最高水準に
●米国株の決算序盤は、予想を上回る金融株の決算を主導に好調なスタートとなった。今週はS＆P500指数の構成銘柄のうち、テスラを含む1/5の企業が決算を発表する予定。来週は他のマグニフィセント7などのテック大手の決算が集中する。
●Bloombergの調査によると、S＆P500指数構成銘柄の業績に対する楽観的見方は過去最高水準となった。また、決算序盤の金融株の好調は2025年も株高が続くことを示唆すると、過去のデータが示すと指摘した。

S&P500指数、バリュエーション面からするとアップサイドは限定的？
●株高が続いていることでS&P500指数のバリュエーションは過去平均を大きく上回る水準で取引されている。バリュエーション面からすると、アップサイドは限定的の可能性も出てきた。
●ゴールドマン・サックスのストラテジストは、S&P500指数が過去10年のように平均を上回るパフォーマンスを維持することは難しいだろうとの見方を示した。今後10年で年率の名目トータルリターンは3％にとどまる見込みだと予想した。

●S&P500指数の益回りと10年国債利回りの差は縮小し、株式は債券に比べて優位性を失いつつあるようだ。

米国債利回りの急上昇はドル高・円安に拍車か、ドル円は150円台に
●米国債利回りの急上昇でドル高・円安の展開となり、ドル円は150円台に乗せた。
●円安はテクニカルチャートにも反映されており、米ドル/円は現在、雲のリードラインである150.70付近で一目均衡表のレジスタンスに接近しています。これを上抜けると、7月30日の終値152.77とのギャップが開く。
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マイクロソフトがAIエージェントを発表
$マイクロソフト (MSFT.US)$ は、ビジネスワーカーに代わって電子メールを送信したり、記録を管理したり、その他のアクションを取るように設計された人工知能ツールのセットを発表した。21日は株価が0.15％上昇した。競争激化懸念で、 $セールスフォース・ドットコム (CRM.US)$ は0.56％下落した。

クアルコム、新製品のスマホ用プロセッサを発表 株価の反応は限定的
$クアルコム (QCOM.US)$ が新製品のスマホにＰＣ並みの性能をもたらすより強力なプロセッサを発表した。これによりデバイスは新しいＡＩツールを活用できるようになるという。同社のスナップドラゴンシリーズの最新バージョンには、同社が独自設計したＯｒｙｏｎプロセッサが搭載される予定だという。