【朝イチ報】NVIDIA急騰「需要は非常に強い」テイラー・スウィフト支持で「ハリストレード」？コアCPIは予想外の伸び

Moomooユーザーの皆様～おはようございます！＜絵文字＞本日朝イチ報のキーポイントはこちら。

●【東京株式相場予想レンジ】3万6000円-3万6600円(11日終値3万5619円77銭)
●米大統領選討論会でハリス氏が圧勝、テイラー・スウィフト支持表明
●「ハリストレード」はクリーンエネルギー関連銘柄が大幅高
●CPI予想通り鈍化、コアは予想外の伸び、0.25％利下げ確率高まる
●エヌビディア８%急騰、「ブラックウェル」に旺盛な需要
●ウィルソン氏：「AIの夢は少し輝きが薄れてきた」、質の高いディフェンシブ選好
●朝のドル円は１４２円２０銭台=東京為替
●ADR日本株ランキング～アドバンテストなどほぼ全面高～
ーmoomooニュース Julie

市場概況

米国株式市場のヒートマップ

11日の米国株式市場ではコアCPIが予想以上に上昇したことを受け、主要株価指数は朝方に下落。その後はエヌビディアを筆頭とするテック株が上昇をけん引し、上昇に転じた。12日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買い戻される展開となり、日経平均株価は急反発しそうだ。

トップニュース
米大統領選討論会、ハリス氏が圧勝

●CNNが11日に公表した世論調査結果によると、米大統領選討論会を視聴した登録有権者の大多数は、ハリス氏がトランプ氏を上回るパフォーマンスを見せたと考えている。
●トランプ氏を支援しているイーロンマスク氏もXへの投稿でハリス氏のパフォーマンスが「大半の人々の予想を上回った」との見方を示した。
●絶大の人気を誇るテイラー・スウィフト氏はインスタグラムでハリス氏を支持すると表明。討論会後、ハリス当選の確率は56％に上昇した。

ハリス氏とトランプ氏の当選確率の推移

「ハリストレード」はクリーンエネルギー関連銘柄が大幅高
株式市場では「ハリストレード」全開までは至らなかったが、クリーンエネルギー関連銘柄は大幅高となった。 $ファースト・ソーラー (FSLR.US)$ が15.2%上昇、 $エンフェーズ・エナジー (ENPH.US)$ が5.7%上昇、 $モノリシック・パワー・システムズ (MPWR.US)$ が5.6%上昇した。

CPI予想通り2.5％に鈍化、コアは予想外の伸び、0.25％利下げ確率高まる
8月の米消費者物価指数（CPI）は前年同月比2.5％の上昇となり、市場予想通りの結果となった。ただ、コアCPIは予想以上に伸びた。

米CPIとコアCPIの推移

●CPIを受け、市場では来週に0.5％の利下げに対する期待がしぼんだ。CMEのFedWatchツールによると、0.5％利下げの確率は前日の31％から15％に低下。0.25％利下げの確率は85％に上昇した。
●Bloombergによると、シティのエコノミストは9月の予想利下げ幅について従来の0.5％から0.25％に修正。ただ、11月と12月についてはなお0.5％を予想しているという。

エヌビディア８%急騰、「ブラックウェル」に旺盛な需要
$エヌビディア (NVDA.US)$ のフアンＣＥＯが証券会社主催のコンファレンスに出席しており、需給がひっ迫する同社製品の奪い合いで一部顧客が不満を募らせており、緊張が高まっているとの認識を示した。「需要は非常に強い。誰もが一番先になりたいし、誰もが最上位になりたがる」と発言。生産の遅れが問題視されている次世代半導体「ブラックウェル」に対しては旺盛な需要があると指摘した。

ウィルソン氏：「AIの夢は少し輝きが薄れてきた」、質の高いディフェンシブ選好
●モルガン・スタンレーの米国株チーフストラテジストであるウィルソン氏は、Bloombergインタビューで「AIの夢は少し輝きが薄れてきた」とコメント。ただ、「AIというテーマ全体に熱中しすぎただけで、それが終わったわけではない」と示した。
●半導体メーカーへの熱狂が少なくとも一時的に薄れる中、質の高いディフェンシブ株を選好すると強調し、公益や生活必需品、ヘルスケアなどの分野を推奨した。（Bloomberg TVより）

朝のドル円は１４２円２０銭台=東京為替
朝のドル円は142円20銭台での推移。昨日は米大統領選候補者討論会の結果を受けて140円台まで下げた後、米CPIでコア前月比の伸びが予想を上回ったことを受けて142円台半ば超えまで上昇、その後米株式市場動向を受けて141円台へ落とすも回復といった展開が見られた。

ADR日本株ランキング～アドバンテストなどほぼ全面高～