【朝イチ報】米CPI、予想上振れで利下げ見送り観測も　AMD、エヌビディアに対抗のAI半導体発表も株価急落

moomooユーザーの皆様～おはようございます！本日朝イチ報のキーポイントはこちら。
●【東京株式相場予想レンジ】3万9000円-3万9500円(10日終値3万9380円89銭)
●米CPI予想外に加速、新規失業保険申請件数は大幅増、ドル乱高下
●アトランタ連銀総裁、11月の利下げ見送りも視野
●AMD、NvidiaのBlackwellに対抗するAIチップを発表も株価急落
●テスラ、ロボタクシー公開へマスク氏のAI構想も明らかに
●ドミノ・ピザ、決算発表個人消費低迷からの打撃を示唆株価の反応は限定的
●大手米銀Q3業績予想一覧！利下げと規制政策の変更を受け悲喜こもごもか？
●エヌビディアが三角持ち合い上放れ！業績・株価相関が高い半導体株5選
●“最強”小売はニトリでもファストリでもない？！上値追い5銘柄【決算まとめ】
●ADR日本株ランキング～ゆうちょ銀行など全般売り優勢、シカゴは大阪比60円高の39370円～
ーmoomooニュースKei　　

市場概況

◇10日の米株式相場は3営業日ぶり反落。米ＣＰＩは予想を若干上回り、最近のインフレ圧力低下の一服感を示す内容となった一方、米新規失業保険申請件数は予想を大きく上回り、雇用の冷え込みを示す内容となった。
◇11日の東京株式市場は売り買い交錯のなか、日経平均株価は前日終値近辺でもみ合う展開が想定される。ただ、上値は重いものの根強い買いが流入し強含みで推移しそうだ。

トップニュース
米CPI予想外に加速、新規失業保険申請件数は大幅増、ドル乱高下
米労働省が発表した週次新規失業保険申請件数（10/5）は3.3万件増の25.8万件と、前回22.5万件から予想以上に増加し、13カ月ぶりの高水準となった。大型ハリケーンが影響したと見られ、増加幅は3年ぶり最大となった。失業保険継続受給者数（9/28）は186.1万人と、前回181.9万人から予想以上に増加し、7月来で最高となった。

アトランタ連銀総裁、11月の利下げ見送りも視野
米アトランタ地区連銀のラファエル・ボスティック総裁は10日、経済見通しの展開次第で、11月の連邦公開市場委員会（FOMC）会合で0.25ポイントの利下げ、または金利据え置きを検討する用意があると述べた。

AMD、エヌビディアに対抗するAIチップを発表も株価急落
● $アドバンスト・マイクロ・デバイシズ (AMD.US)$は10日、首位のエヌビディアの新AI半導体ブラックウェルに対抗する新たなAI半導体「Instinct MI325X」を発表。
●CNBCは同日の記事で「AMDが市場シェアを獲得する上で最大の障害となっているのは、エヌビディアの独自のプログラミング言語であるCUDAを使用していることだ。CUDAはAI開発者の間では標準となっている。このため、開発者は実質的にエヌビディアのエコシステムに閉じ込められる」と指摘。
●チップの生産は2024年末までに開始される予定でAMDは価格や新たな顧客について明らかにしなかったという。
●AMDの発表を受け、期待されていた情報が提供されなかったことなどから株価は大幅安となった。

テスラ、ロボタクシー公開へマスク氏のAI構想も明らかに
米電気自動車（EV）大手テスラは米太平洋時間10日午後7時から、カリフォルニア州バーバンクにあるワーナー・ブラザース・スタジオでイベントを開催する。イベントでは自動運転タクシー「ロボタクシー」を初公開し、サービスの詳細を明らかにする予定だ。米アルファベット傘下で10年以上前に立ち上げられた自動運転車開発会社ウェイモと直接競合することになる。

ドミノ・ピザ、決算発表個人消費低迷からの打撃を示唆株価の反応は限定的
ドミノ・ピザが取引開始前に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、既存店売上高が米国、海外とも予想を下回った。売上高も予想を下回っている。ただ、１株利益は予想を大きく上回った。通期については売上高の伸びと新規出店の予測を下方修正した。個人消費の低迷が外食産業に打撃を与えていることを示唆する内容となった。

大手米銀Q3業績予想一覧！利下げと規制政策の変更を受け悲喜こもごもか？
今週金曜日、大手銀行株がいち早く第3四半期決算を発表し、決算シーズンの幕を開ける。

エヌビディアが三角持ち合い上放れ！業績・株価相関が高い半導体株5選、「AI半導体需要はクレージー」
「Blackwellの需要は非常に、非常に強い。ジェンスン・フアンCEOは『クレージー』と言っている。（それに応えるために）我々は生産能力を増強している。」そう語ったのは、エヌビディア製AI半導体搭載のサーバーを組み立てる鴻海精密工業の会長だ。AI半導体を生産するTSMCの売上高からもAI半導体に対する需要の強さを裏付ける内容となった。

“最強”小売はニトリでもファストリでもない？！上値追い5銘柄、営業利益率や既存店売上高で徹底比較！【決算まとめ】
物価上昇が進む中で、業績好調な小売銘柄の株価が好調に推移している。今期中に株価が最高値を更新している小売銘柄のうち、「カテゴリーキラー」と呼ばれる大型専門店のチェーン5銘柄に絞って、直近の業績を基にした“実力”を分析する。