【朝イチ報】株売り・国債買い・149円台、景気懸念でリスク回避時間外でアマゾン下落・アップル上昇、決算受け

Moomooユーザーの皆様～おはようございます！本日朝イチ報のキーポイントはこちら。

●【東京株式相場予想レンジ】3万6800円-3万7500円(1日終値3万8126円33銭)
●景気後退懸念でリスク回避、株売り・国債買い
●米ISM製造業景況指数/6月建設支出、予想下回りドル売り優勢
●米7月雇用統計先行指標、労働市場の減速示唆
●アマゾンが時間外で5％下落営業利益の見通しが予想下回る AIへの投資が重石に
●アップルが決算受け時間外で小幅高 iPadが好調中国市場は振るわず
●インテルが決算受け時間外で20％安売上高見通しが予想下回る配当停止や大規模な人員削減も発表
●8月に注目すべき米株の重要イベントは？エヌビディア・アップル決算、FOMC議事録、ジャクソンホール会議など
●前日に「買われた株！」総ザライ ―本日につながる期待株は？―日本株
ーmoomooニュース Amelia

市場概況
1日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比494ドル82セント安の4万347ドル97セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同405.255ポイント安の1万7194.145だった。2日の東京株式市場はリスク回避ムードが一段と強まるなか、日経平均株価は続急落となりそうだ。1000円を上回る下げで3万7000円台を一気に割り込む可能性がある。

トップニュース

景気懸念でリスク回避、株売り・国債買い
2日の米雇用統計を前に、米経済の先行き不透明感を示す指標が伝わり、リスク回避の動きが広がった。国債買いで長期金利が4％を切り、リスク資産売りでナスダック指数が2％下落、SOX指数は7％反落。前日に13％上昇した $エヌビディア(NVDA.US)$も一転して7％下落した。業種別では半導体をはじめ総じて軟調。ディフェンシブの公益や家庭用品・パーソナル用品は逆行高となった。
（関連記事：「キャピトル・ヒルの投資の神様」、再び神の一手！NVIDIAの「ジェットコースター」相場はどうなる？）

なお、雇用統計の先行指標であるADP雇用統計の7月分は＋12.2万人と、伸びは1月来で最低となった。労働市場減速なら利下げの確率は一段と高まるが、急減速はリセッション懸念につながる。今晩の雇用統計に注目が集まる。

米ISM製造業景況指数/6月建設支出、予想下回りドル売り優勢
7月のISM製造業景況指数は46.8となり、6月48.5から改善予想に反し悪化。4カ月連続で活動の拡大と縮小の境目となる50を割り込んだ。予想を下回る結果を受けて、米国債相場は続伸。ドル・円は149円台。

米7月雇用統計先行指標、労働市場の減速示唆
7月雇用統計発表を控え、雇用統計の先行指標は労働市場の減速を示唆している。雇用統計の結果で労働市場の減速が証明されると、FRBの9月FOMCでの利下げを市場はさらに確信する。同時に、急速な景気の減速でFRBが大幅利下げを強いられるとの思惑も浮上。

アマゾンが時間外で5％下落営業利益の見通しが予想下回るＡＩへの投資が重石に
$アマゾンドットコム(AMZN.US)$が時間外で下落。引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益が予想を上回ったほか、売上高も１０％の増収となり予想を上回った。クラウドのアマゾン・ウェブ・サービシズ（ＡＷＳ）が１９％の増収と予想も上回った。ただ、好調なＡＷＳの業績はｅコマース事業の低迷で相殺され、セラーサービスと広告からの売上はいずれも予想を下回った。

アップルが決算受け時間外で小幅高ｉＰａｄが好調中国市場は振るわず
$アップル(AAPL.US)$が時間外で小幅ながらも上昇。引け後に4-6月期決算を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、売上高も予想を上回った。アイフォーンの売上高が393億ドルと減収ではあったものの予想は上回った。

インテルが決算受け時間外で20％安売上高見通しが予想下回る配当停止や大規模な人員削減も発表
$インテル(INTC.US)$が時間外で大幅下落。引け後に4-6月期決算を発表し、1株利益が予想を下回ったほか、売上高も減収となり予想も下回った。