【朝イチ報】米主要3指数が大幅高で最高値更新、期待先行のトランプ・トレード　共和党“トリプルレッド”で完勝の可能性

Moomooユーザーの皆様～おはようございます！本日朝イチ報のキーポイントはこちら。
●【東京株式相場予想レンジ】3万9600円-4万100円(6日終値3万9480円67銭)
●バイデン氏、トランプ氏を祝福「円滑な政権移行」約束
●米共和党、下院でも主導権維持か 上院の多数派奪還に続き
●アームが決算受け時間外で下落 第3四半期の売上高見通しを嫌気
●クアルコム、決算受け時間外で7％上昇 需要回復を示唆
●米アイロボットが急落 決算を失望、人員削減・幹部退任で
ーmoomooニュースMark

◇6日の米株式相場はトランプ氏勝利で大幅な続伸。NYダウ、S&P500、ナスダック指数は揃って終値の過去最高値を更新。NYダウやS&P500の1日の上昇幅、上昇率はここ2年ほどで最大となった。企業に優しいトランプ政権が規制緩和と減税を実現し、ここ数年好調だった企業収益をさらに押し上げると期待された。S&P500では、金融が6％高。規制緩和とM&A（企業の合併・買収）活動の回復が期待された。エネルギーは3.5％余り上昇。探査や掘削の規制緩和が予想された。不動産や生活必需品などのディフェンシブな業種は、投資家がリスクを織り込んだことで、下落した。
◇個別銘柄では、電気自動車（EV）大手 $テスラ (TSLA.US)$が14.8％高。トランプ氏のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」を運営する $トランプ メディア アンド テクノロジー (DJT.US)$（TMTG）は5.9％高で引けた。
◇7日の東京株式市場はリスクオンの流れが続くなかも、日経平均の上値は重い展開となりそうだ。前日に1000円あまりの急騰を演じたが、きょうは利益確定売りの動きも表面化しそうだ。

トップニュース
バイデン氏、トランプ氏を祝福「円滑な政権移行」約束
ジョー・バイデン米大統領は6日、大統領選での当選が確実となったドナルド・トランプ前大統領と電話で会談し、勝利を祝福した。ホワイトハウスが明らかにした。バイデン氏はトランプ氏に対し、「円滑な政権移行を確実にし、米国の団結に向けて取り組むことの重要性を強調した」という。

トランプ・トレードが加速
トランプ勝利でドル買いが強まる ドル円は154円台半ばに上昇
ビットコイン過去最高値更新、トランプ氏勝利で
FRB、中立的な政策スタンスへ トランプ氏勝利確実も
連邦準備制度理事会(FRB)は依然として中立的な政策スタンスへと移行する可能性が高いとみられる。UBSのアナリストらが指摘した。トランプ氏の経済政策にはまだ多くの不確実性があるため、FRBの経済見通しはおそらく変わっていないだろうとアナリストらは述べている。
米鉄鋼株急伸 トランプ氏勝利で
2期目のトランプ政権発足を前に、米鉄鋼メーカーの株価が急伸した。6日終値は、 $ニューコア (NUE.US)$が前日比15.99％高、 $クリーヴランド・クリフス (CLF.US)$は20.07％高。 $日本製鉄 (5401.JP)$による買収案にトランプ氏が反対している $ユナイテッド ステーツ スチール (X.US)$は8.27％高で引けた。トランプ氏は1期目に、米国の鉄鋼業の雇用を守るため鉄鋼輸入品に関税を課した。これらの政策はバイデン政権下で撤回されたが、トランプ氏がホワイトハウスに戻れば、より広範な保護主義政策を推進すると広く予想されている。
貿易業界、「第2次トランプ政権」の関税政策に身構える
海運大手から小売業者に至るまで世界貿易に依存する企業が、第2次トランプ政権下で導入が見込まれる新たな関税に身構えている。一連の関税で世界的にモノの流れが再編され、製造業の中国離れが加速する可能性がある。

米共和党、下院でも主導権維持か 上院の多数派奪還に続き
米共和党は、多数派を奪還した上院議会に続き、下院でも僅差で主導権を維持する可能性がある。ドナルド・トランプ次期大統領が指名する人事はより容易に承認されるほか、税制など優先する政策を強引に推し進めることができる状況となる。

アームが決算受け時間外で下落 第3四半期の売上高見通しを嫌気
半導体設計の $アーム・ホールディングス (ARM.US)$が時間外で下落。引け後に7-9月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回ったが、第3四半期の予想を下回る売上高見通しを嫌気している模様。スマホ市場の回復がAIの成長に影を落とす可能性を示唆している。また、通期のガイダンスについてハースCEOは「われわれはあまり先を急ぐつもりはない」と予想を据え置いた。

クアルコム、決算受け時間外で7％上昇 需要回復を示唆
携帯用半導体の $クアルコム (QCOM.US)$が時間外で上昇。引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第1四半期の1株利益、売上高はともに予想を上回る見通しを示した。モバイル機器業界に明るさが見えるとしてしている。

米アイロボットが急落 決算を失望、人員削減・幹部退任で
6日の米株式市場で、ロボット掃除機「ルンバ」などを手掛ける米 $アイロボット (IRBT.US)$が前日比35%近く急落している。7-9月期(第3四半期)決算が会社予想を下回ったほか、幹部2人が来月退任すると明らかにしたことが嫌気されている。アイロボットは5日の通常取引終了後、従業員の約16%に当たる105人を削減すると明らかにした。人員削減は今年2回目。

ネットフリックス、仏蘭当局が拠点を家宅捜索 脱税の疑いで
フランスとオランダの金融当局が前日の朝に、脱税と労働法違反の調査の一環として、 $ネットフリックス (NFLX.US)$のパリとアムステルダムの拠点を家宅捜索を実施していたと伝わっている。英FT紙が関係者の話として伝えた。