【朝イチ報】米半導体受託大手に補助金2000億円超、車・スマホ向け　ソフトバンクVFの米州マネジングパートナーが退社へ

市場概況
19日の米国株式市場は「大統領の日」の祝日で休場。20日の東京株式市場は強弱観対立のなか前日終値近辺で売り買いを交錯させる展開が予想される。

トップニュース
半導体大手に補助金2000億円超 車・スマホ向け、国内生産拡大－米政権
バイデン米政権は19日、米半導体受託製造大手 $グローバルファウンドリーズ(GFS.US)$に対し、15億ドル(約2300億円)の補助金を交付すると発表した。自動車やスマートフォン向けなどの半導体を製造する工場の新設や生産能力の増強に充ててもらう。半導体の国内生産を拡大させ、サプライチェーン(供給網)の「脱中国依存」を進める。

仮想通貨に戻り始めた個人投資家－ビットコイン上昇続けば本格回帰か
個人投資家が暗号資産(仮想通貨)に戻り始めた。3年前の強気相場で見られたような勢いはないが、暗号資産交換業者の個人取引収入などが増加している。15日に公表された株主宛ての書簡によると、米最大の暗号資産交換業者コインベース・グローバルでは、2023年10-12月(第4四半期)の個人取引による純収入が前年同期比で60%増加し、前期比で80%増えた。

日経平均、最高値後にらむ海外勢　買う権利4万円を意識
日経平均株価の最高値更新が意識される中、海外投資家が「最高値の先」を見据え始めている。オプション市場では短期目線の海外勢がコール（買う権利）の買い持ち高を増やし、「買いが買いを呼ぶ展開」を予想する声も上がる。ただ、今の株高はけん引役が一部に偏る。高値更新後は値動きの激しい展開になるとの警戒感もある。

為替想定「140円」が4割　24年12月期、円安修正見込む
国内上場企業の2024年12月期の想定為替レートは対ドルで平均140円となった。実勢相場の約150円よりも約10円の円高となる。日米金利差の縮小観測などから、足元の円安は修正され業績の押し上げ効果がなくなると見る企業が多い。

上場企業業種の6割増益・黒字　4〜12月、車や食品伸びる
国内上場企業の2023年4〜12月期決算は、全36業種のうち6割強となる23業種が最終損益ベースで増益または黒字転換した。製造業では円安効果や部品不足の緩和を受け自動車関連の収益が大きく伸び、値上げを進めた業種も好調だった。非製造業では人の移動が活発になり、交通関連やインバウンド（訪日外国人）関連の伸びが目立った。

ソフトバンクVFの米州マネジングパートナー、ジェット氏が退社へ
$ソフトバンクグループ(9984.JP)$のビジョンファンドで米州マネジングパートナーを務めていたリディア・ジェット氏が退社すると、事情に詳しい関係者が明らかにした。ソフトバンクGの代表はコメントを控えた。ジェット氏はコメントの要請に応答していない。

豊田織機に是正命令へ　建機エンジン、型式取り消し検討
$豊田自動織機(6201.JP)$の排ガスデータ不正問題で、国土交通省は2月中にも同社に対し、再発防止に向け組織の抜本改善を命じる「是正命令」を出す方針を固めた。不正が発覚したエンジンのうちショベルカー用の1機種は、排ガス性能の基準を満たさないとして生産に必要な認証「型式指定」の取り消しを検討する。

紅海の商船、乗組員が船捨てて避難－フーシ派は英国船「沈没」を主張
紅海を航行中の商船がイエメンの親イラン武装組織フーシ派の攻撃を受け、乗組員は船を捨てて避難した。昨年末にフーシ派が紅海で商船への攻撃を開始して以来、こうした避難は初めて。

「ダイナース」親会社、米銀が買収交渉　4兆円超えも
米銀 $キャピタル ワン ファイナンシャル(COF.US)$が、「ダイナースクラブ」を傘下に持つクレジットカード大手ディスカバー・ファイナンシャル・サービスの買収を検討していることが19日、明らかになった。買収規模は280億ドル(約4兆2000億円)を上回る可能性がある。