◇19日の米株式相場は小動き。ダウ工業株30種平均は11営業日ぶりに小反発。寄り付き後は上昇。連邦公開市場委員会(FOMC)で連邦準備制度理事会(FRB)が追加利下げペースの減速を示したことを受けた前日の急落は行き過ぎとの見方から買い戻しの動きが出た。朝方発表された7-9月期国内総生産(GDP)は上方修正され、新規失業保険申請者数も減少と経済活動の拡大が示されたことで長期金利が上昇、相場の重石となり伸び悩んだ。引けにかけて売りが優勢となり、ナスダックは下落に転じた。
◇20日の東京株式市場は売り買い交錯のなかも、日経平均は前日終値近辺で強含みもみ合いとなることが予想される。前日まで日経平均は5日続落していたこともあり、値ごろ感からの押し目買いやショート筋の買い戻しが全体相場に浮揚力を与えそうだ。ただ、3万9000円近辺では戻り売り圧力も強く、上値は限られそうだ。