【朝イチ報】146円台半ばに、石破首相とパウエル議長が円安要因？テスラ下落、3Q納車台数が予想下回る

Moomooユーザーの皆様～おはようございます！本日朝イチ報のキーポイントはこちら。

●【東京株式相場予想レンジ】3万8000円-3万8700円(2日終値3万7808円76銭)
●米9月雇用統計、緩やかな利下げペースを正当化する結果か
●ドル円、146円台半ばまで上昇 2つの追い風が下支え
●エヌビディア、アクセンチュアと提携し企業のAI利用促進へ
●テスラ下落、3Q納車台数が予想下回る
●中国株ADRが5日続伸、キャッチアップ・トレードか
●ADR日本株ランキング～日本郵政など全般買い優勢、シカゴは大阪比915円高の38665円～
ーmoomooニュース Julie

市場概況

●米国株市況：中東情勢に対する懸念や強い雇用関連指標を受けた積極的な利下げ期待後退で、寄り付き後は下落。他方、景気や雇用見通し改善で、その後は上昇に転じた。エネルギーや半導体株が上昇をけん引。エネルギーは中東情勢を受けた原油高を好感、半導体株はエヌビディアの反発が支えとなった。
●3日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買い戻される展開となり、日経平均株価は3万8000円台を大きく回復する公算が大きい。

出所：moomooアプリ

トップニュース

米9月雇用統計、緩やかな利下げペースを正当化する結果か
米労働省が発表する9月雇用統計の先行指標のひとつとして注目される民間部門の雇用者数を示すADP雇用統計の9月分は＋14.3万人となった。伸びは8月から予想以上に拡大し6月来で最大となった。労働市場は底堅い兆候が見られると同時に、一部では雇用者が労働市場への自信を失っている兆候も見られる。次回連邦公開市場委員会（FOMC）で、大幅利下げよりも小幅利下げの思惑を強める結果が予想される。

ドル円、146円台半ばまで上昇 2つの追い風が下支え=NY為替概況
NY為替市場、ドル円は買い優勢の展開が見られ146円台半ばまで上昇した。自民党総裁選前の直近高値に顔合わせし、リバウンド相場の流れに復帰している。2つの追い風がドル円を下支えしたようだ。1つは、総裁選前は日銀の利上げ姿勢を支持していたと考えられていた石破首相が｢現在は追加利上げするような環境にない｣と否定的な見解に変化したこと。そして2つ目は、パウエルFRB議長が週初の講演で緩やかな利下げペースを強調し、11月の大幅利下げ期待が後退していることでドル買いが優勢となっていることが挙げられる。

エヌビディア、アクセンチュアと提携し企業のAI利用促進へ
●米半導体大手エヌビディアはコンサルティング大手アクセンチュアと提携し、多数のコンサルタントを配置して企業の人工知能（AI）ツール採用を促進する。エヌビディアの半導体の大量購入を促した技術への需要を喚起するための取り組み。
●同報道を受け、 $エヌビディア (NVDA.US)$ は1.6％上昇、 $アクセンチュアクラスA (ACN.US)$ は1.2％上昇

テスラ下落、3Q納車台数が予想下回る
● $テスラ (TSLA.US)$ が3.5％下落。第3四半期の納車台数が46万2890台となり、前年同期比6.4％増加したが、市場予想をやや下回った。なお、四半期ベースの増加は今年初めとなる。
●納車台数発表後、アナリストたちによる平均目標株価の修正率は、+0.2％だった。
●決算発表日は10月23日の予定。それまで、10月10日のロボタクシー・イベントが注目される。