【朝イチ報】米主要3指数下落　テスラとアップルの下げが目立つ　原子力関連株コンステレーションが８％超上昇

市場概況
2日の米株式相場は小幅下落。ダウ工業株30種平均の終値は前営業日比0.36％安の4万2392.27ドルと、4営業日続落。S&P500種指数は0.22％安の5868.55、ナスダック総合指数は0.15％安の1万9281.04と、5営業日続落で引けた。

$アップル (AAPL.US)$と電気自動車（EV）大手 $テスラ (TSLA.US)$の下げが目立った。テスラは6.1％安。2024年の年間納車台数が10年余りぶりに前年割れしたとの発表が売り材料となった。同年10-12月期に販促をかなり強化したが、通年で前年実績を上回るほどの販売増につながらなかった。しかし、半導体株は上昇、 $エヌビディア (NVDA.US)$は3％高、原子力株の $コンステレーション・エナジー (CEG.US)$は8％超上昇

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新年に入ってもドル買い強まる ドル円は一時１５７円台後半まで上昇＝ＮＹ為替概況
きょうのＮＹ為替市場、新年に入ってもドル買いが強まる中、ドル円も買い優勢となり、一時１５７円台後半まで上昇した。今年のＦＲＢの利下げは予想以上に鈍いとの見方が根強く、一部では利下げはないとのタカ派な見方まで出ている。一方、ここに来て日銀が利上げに慎重姿勢を滲ませており、先週の植田総裁によるクリスマス講演も慎重姿勢を堅持していた。

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アップルが下落 中国でファーウェイとの厳しい競争に直面 値引きも実施＝米国株個別
$アップル (AAPL.US)$が下落。同社は重要な市場である中国でファーウェイとの厳しい競争に直面している。調査によると、同社の第３四半期の中国におけるアイフォーンの出荷台数は前年比で６％減少した一方、ファーウェイの端末の出荷台数は２４％増加した。これを受けて同社は間近に迫った旧正月を控え、中国で一部製品の値引きを実施。最高級機種のアイフォーン１６では最大５００人民元の値引きを行っているという。

テスラの世界販売、24年は約10年ぶり減少
$テスラ (TSLA.US)$の2024年の世界販売台数は10年余りぶりに減少した。10-12月期に販売促進策を強化したものの、通年販売を前年以上に押し上げるほどの起爆剤にはならなかった。10-12月期の納車台数は前年同期比約2％増の49万5570台と、四半期ベースの過去最高を記録した。ただ、通年で23年実績を上回るために必要だった約51万5000台には届かなかった。24年12月期通期の世界販売台数は179万台で、前年より約1％減少した。

原子力関連株コンステレーション・エナジー、GSAと10億ドル超の契約締結で8%上昇
原子力関連株の $コンステレーション・エナジー (CEG.US)$は逆行高、8%超の大幅上昇を遂げた。同社は米国連邦政府一般調達局（GSA）と総額10億ドルを超える契約を締結したと発表した。この契約には、GSA史上最高額の8億4,000万ドルの契約が含まれている。契約に基づき、同社は2025年から10年間にわたり、13以上の連邦政府機関に年間100万メガワット時以上の電力を供給し、ワシントンにある5つのGSA施設で省エネルギー対策を実施する。

ソーファイが下落 アナリストが目標株価を８ドルに設定＝米国株個別
学生ローンや自動車ローンの借換えなどフィンテックの $ソーファイ (SOFI.US)$が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も８ドルに設定した。直近終値よりも４８％低い水準。同社の評価は行き過ぎだと指摘したほか、長期的なガイダンスへの道のりは長く困難のように思われるとも述べた。