【朝イチ報】エヌビディアの時価総額３兆ドル超に、アップル抜く　米ADP非農業部門雇用者数は予想下回る

市場概況
5日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比96ドル04セント高の3万8807ドル33セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同330.858ポイント高の1万7187.905だった。6日の東京株式市場は広範囲に買い戻される地合いとなり、日経平均株価が大きく切り返す展開が想定される。

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エヌビディア、半導体企業として初めて時価総額３兆ドルを達成
$エヌビディア (NVDA.US)$が半導体企業としては初めて時価総額が３兆ドルに達した。ＡＩに使用される同社のチップへの飽くなき需要が急増で、今年の同社株は１４７％上昇し、時価総額も約１兆８０００億ドル追加された。本日の株価は一時１２２３ドルまで上昇し、時価総額はアップルを抜いている。
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米ADP非農業部門雇用者数、5月15.2万人増で予想下回る
企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング（ADP）が発表した5月の全米雇用報告によると、非農業部門雇用者数は15.2万
人増で、市場予想の17.3万人増を下回った。製造業の急減により、5月の雇用は伸び悩んだ。レジャーと接客業も雇用が低迷した。

ドル反発、5月ISM非製造業非製造業景況指数は予想を上回る
米5月ADP雇用統計が予想を下回り米労働市場の減速の新たな証拠となったため早期利下げを織り込むドル売りが優勢となった。その後、米5月ISM非製造業景況指数が予想を上回ったためドル買いが再燃した。

カナダ中銀、政策金利引き下げ G7で初
カナダ銀行（中央銀行）は5日、政策金利の誘導目標を0.25ポイント引き下げて4.75％にすることを決定した。先進7カ国（G7）の中央銀行はインフレ対策として利上げを実施してきたが、カナダが初めて利下げに踏み切った。

ボーイング、宇宙船「スターライナー」打ち上げ 初の有人飛行
米 $ボーイング (BA.US)$の宇宙船「スターライナー」が5日、初の有人ミッションに飛び立った。ボーイングと米航空宇宙局（NASA）は数年がかりで宇宙船開発に取り組んできたが、不具合を理由に打ち上げを何度も延期していた。

アルファベット、新ＣＦＯにイーライリリーの元幹部を指名
$アルファベット クラスA (GOOGL.US)$はポラットＣＦＯの後任にアシュケナージ氏を指名した。ポラット氏はＣＦＯ職からは退く意向を示していた。アシュケナージ氏は $イーライリリー・アンド・カンパニー (LLY.US)$の元ＣＦＯ兼エグゼクティブ・バイスプレジデント。

マスク氏、テスラ向けAI半導体をXに振り向けたと認める
米実業家イーロン・マスク氏は4日、電気自動車（EV）大手 $テスラ (TSLA.US)$の製品で当初使用する予定だった半導体大手エヌビディアのAI（人工知能）半導体の多くをソーシャルメディア企業Xに振り向けていることを認め、部材管理面での理由が背景にあるとした。