【朝イチ報】米消費者、パンデミック期の貯蓄縮小－リセッション回避の鍵　中国、金融機関幹部に融資拡大促す

市場概況
18日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比25ドル83セント高の3万4500ドル66セントと4日ぶりに反発。ナスダック総合株価指数は同26.156ポイント安の1万3290.776だった。21日の東京株式市場は、方向感に欠ける展開か。

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米消費者、パンデミック期の貯蓄縮小－リセッション回避か否か鍵握る
米国の消費者が新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）の間に蓄えた余剰資金が減少しつつある。消費者がこれにどう対応するかは、世界最大の経済大国である米国がリセッション（景気後退）を回避できるか否かを決めることになりそうだ。

米住宅ローン金利、8％に上昇も エコノミスト予想
米30年物住宅ローン（固定金利型）の金利が 7％を超えた。エコノミスト3人はマーケットウォッチに対し、もし米経済が好調を維持し、連邦準備制度理事会（FRB）が政策金利をもう一度引き上げれば、住宅ローン金利は8％まで上昇する可能性があるとの見通しを示した。

世界半導体投資、4年ぶり減　誘致競争で供給過剰懸念
半導体設備投資にブレーキがかかっている。世界主要10社の2023年度の投資額は前年度比16%減の1220億ドル（約17.5兆円）で4年ぶりに減少する見通し。将来の成長期待をにらんだ政府主導の投資誘致で工場の建設ラッシュが続いたが、中国景気の減速懸念もあり各社は投資に慎重になっている。足元では価格に下押し圧力が働いている。

中国、金融機関幹部に融資拡大促す－地方債務リスク軽減へ
中国の中央銀行と金融規制当局は銀行幹部らと会談し、景気回復を支えるために融資を増やすよう要請した。中国人民銀行（中央銀行）の20日の声明によると、地方政府の債務リスクを防止・軽減するための対策を当局と金融業界が議論する会議は18日に行われた。

アームの売上高、昨年度１％減少－ナスダック上場申請文書の草案
今年最大規模とみられる新規株式公開（IPO）に向けて準備中の英半導体設計会社アームでは、昨年度（3月末終了）の売上高が約1％減少した。ブルームバーグが確認した株式上場申請文書の草案で明らかになった。

エーザイ認知症薬いつから使える？　厚労省部会21日審議
$エーザイ(4523.JP)$と米 $バイオジェン(BIIB.US)$が共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、厚生労働省の専門部会が21日に承認の可否を審議する。米国では7月に正式承認され、すでに医療現場で処方され始めている。

建設業の賃金、低すぎなら行政指導　24年問題で国交省
国土交通省は建設業の賃金のもとになる労務費の目安を設ける。とび職や鉄筋工などを念頭に職種ごとに標準的な水準を示す。ゼネコンなどが下請け企業に著しく低い単価を設定している場合に国が勧告など行政指導する仕組みも検討する。

マスク氏、Ｘの「ブロック」機能はなくなると投稿－人気の安全ツール
ソーシャル・メディア・プラットフォームのＸ（旧ツイッター）は、ユーザーが他のアカウントをブロックする機能を廃止する。オーナーのイーロン・マスク氏が18日、Ｘへの投稿で明らかにした。