【朝イチ報】「CPIショック」で米国株急落、円は一時153円台に　エヌビディアは逆行高

市場概況
10日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比422ドル16セント安の3万8461ドル51セントと3日続落。ナスダック総合株価指数は同136.279ポイント安の1万6170.360だった。11日の東京株式市場は主力大型株を中心に広範囲に売りが広がり、日経平均株価は前日に続いて下値を探る展開となりそうだ。

ダウ平均は大幅安 米ＣＰＩで利下げ期待が更に後退＝米国株概況
10日のＮＹ株式市場でダウ平均は大幅安。一時５００ドル超下落する場面も見られた。この日発表の３月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）が予想を上回ったことで、ＦＲＢの利下げ期待が更に後退している。
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円、一時153円台前半に下落　34年ぶり円安水準
10日のニューヨーク外国為替市場で円が対ドルで下落し、一時1ドル=153円台前半を付けた。1990年6月以来およそ34年ぶりの円安・ドル高水準。10日に米労働省が発表した3月の消費者物価指数（CPI）の上昇率が市場予想を上回り、米連邦準備理事会（FRB）が早期に利下げに動くのは難しいとの観測が強まった。

ゴールドマン、米利下げ予想を年３回から２回に修正－ＣＰＩ上振れで
$ゴールドマン・サックス (GS.US)$のエコノミストは、３月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）が予想を上回る伸びとなったことを受けて、今年の米利下げ予想を３回から２回に変更した。

エヌビディア、「CPIショック」下で逆行高
インフレ再燃リスクに株式市場が再び揺れた。幅広い銘柄が売られる中で、前日に調整局面入りしていた $エヌビディア (NVDA.US)$は意外な粘り腰を見せた。

大手米銀Q1業績予想一覧！FRBの利下げ観測が後退、米銀は増益へ?
今週金曜日、 $ジェイピー・モルガン・チェース (JPM.US)$、 $シティグループ (C.US)$、 $ウェルズ・ファーゴ (WFC.US)$の3行が2024年Q1決算を発表し、銀行業Q1決算シーズンの幕を開ける。米連邦準備制度理事会（FRB）が基準金利の引き下げを小幅にとどめる可能性が高まったため、米国の大手銀行は今年、貸出業務から予想以上の利益を得ると予想される。