【朝イチ報】ヘッジファンドやミューチュアルに愛される米国株は？　ダウが史上最高値更新

市場概況
26日の米株式相場はまちまち。ダウ平均は前週末比65.44ドル（0.16％）高の4万1240.52ドル。S&P500種指数は17.77ポイント（0.32％）安の5616.84、ナスダック総合指数は152.03ポイント（0.85％）安の1万7725.77で引けた。２７日の東京株式市場は売り買い交錯のなかも弱含みで推移し、日経平均株価は続落する公算が大きそうだ。

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9月のFRB利下げが視野に、「ソフトランディング」の物語が米株式市場を導くか
パウエル議長が9月の利下げを示唆したことで、市場はFRBが来月の政策会合で25ベーシスポイントの利下げを行うと広く予想している。しかし、S&P500指数は今年すでに18％上昇しており、バリエーションが高すぎるため、投資家は米株式市場がソフトランディングを実現できるかどうかを判断するために経済データに引き続き注目する必要がある。歴史的なデータによると、景気後退期でない最初の利下げは株式市場にとって有利である。Evercore ISIによれば、1970年以来、景気後退期でない最初の利下げで1年後のS&P500種は平均18％上昇したという。一方、景気後退期には、最初の利下げ後、1年に平均2％しか上昇していない。

ヘッジファンドやミューチュアルに愛される米国株は？ ゴールドマン・サックスが参考リストを公開
ゴールドマン・サックスは最近、最新のヘッジファンド動向モニターとミューチュアル・ファンドのファンダメンタルズ・レポートを発表し、今年のミューチュアルファンドのパフォーマンスが低下している一方で、ヘッジファンドのパフォーマンスは依然として堅調であると指摘。ヘッジファンドとミューチュアルファンドは、 $CRH (CRH.US)$、 $プログレッシブ (PGR.US)$、 $ビザ クラスA (V.US)$、 $ウーバー・テクノロジーズ (UBER.US)$、 $ワークデイ クラスA (WDAY.US)$、 $ユナイテッドヘルス・グループ (UNH.US)$、 $マスターカード クラスA (MA.US)$など8銘柄を共に選好している一方、 $テスラ (TSLA.US)$、 $インテル (INTC.US)$、 $シェブロン (CVX.US)$、 $モデルナ (MRNA.US)$などは敬遠されたという。

ゴールドマン・サックスは、S&P500種指数が今週過去最高値を更新すると予想
ゴールドマン・サックスのScott Rubne氏は、企業の自社株買いやシステマティック投資戦略がS&P500指数を今週、史上最高値に押し上げ、投資家の「FOMO（取り残される恐怖）」をさらに刺激するだろうと予測している。また、ゴールドマン・サックスは、FRBのハト派的な姿勢が再度のレバレッジの拡大を促進し、コモディティ・トレーディング・アドバイザー（CTA）が引き続き株式を買い入れると予測。しかし、Rubne氏は、需要が3週間後に枯渇する可能性があり、市場は再度下落リスクに直面することを警告している。今週水曜日にはエヌビディアの決算発表が市場の重大な試練となり、その業績が約9.35％の市場変動を引き起こすと予想されている。

アップル、9月にiPhone16以外の新製品も発表か
米 $アップル (AAPL.US)$が9月9日に開くイベントでは、「iPhone16」に注目が集まると予想されているが、発表される新製品はこれだけではないようだ。MacRumorsのウェブサイトによると、アップルは次世代の「Apple Watch」に加え、「Apple Watch Ultra」と「Apple Watch SE」シリーズの新モデルを発表すると予想されている。アップルは直近2四半期でiPhoneの販売台数が減少したと発表した。これを受けて投資家らは、同社がこの秋に人工知能（AI）を搭載した新製品を発表することで再び勢いを取り戻すことを期待している。
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