べゾス氏、ＡＩ半導体テンストレントに投資－企業価値26億ドルの評価

2024年12月3日 0:14 JST
テンストレントによる７億ドル資金調達にベゾス氏やサムスンが参加。
ラピダスとも提携、ＡＩ半導体でエヌビディアの牙城崩すこと狙う。
米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏は、半導体スタートアップのテンストレントの企業価値を約26億ドル（約3900億円）と評価する７億ドルの資金調達ラウンドに参加した。テンストレントは人工知能（ＡＩ）向け半導体でエヌビディアの牙城を崩すことを狙っている。

同資金調達ラウンドは韓国のＡＦＷパートナーズとサムスン証券が主導し、べゾス氏の投資会社べゾス・エクスペディションズの他、サムスン電子やＬＧ電子、フィデリティなどが参加した。テンストレントの創業者で著名半導体エンジニアのジム・ケラー氏がインタビューで明らかにした。
　　調達資金はエンジニアリングチームの増強やグローバル・サプライチェーンへの投資、大規模なＡＩトレーニング・サーバーの構築に使われる。

ＡＩ向け半導体にさらなるパワーとコスト効率を求める動きが加速する中、エヌビディアから市場シェアを奪おうとするスタートアップが次々と誕生している。日本のラピダスと提携するテンストレントもそのうちの一つだ。
　　テンストレントは２年ごとに新しいＡＩプロセッサーをリリースする予定だと、ケラー氏は語った。