Mt.Goxの投棄懸念が再燃 ビットコインが6％近く急落
破綻したマウントゴックス取引所の債権者がビットコインを投棄する可能性が懸念される中、世界最大の暗号通貨が新たな圧力にさらされている。 マウントゴックス取引所は約80億ドルのビットコイン準備金の返却を開始したと伝えられている。
月曜日、ビットコインの価格は6％近く下落し、55,000ドル付近で推移している。 イーサ、リップル、そして絶大な人気を誇るドッグコインなどの小型トークンも下落している。
ドイツ政府が押収したビットコインを処分する兆しもセンチメントの重荷となり、投資家が先週末のフランスの選挙結果を見極める中、世界市場全体が慎重なムードに包まれた。
東京を拠点とするマウントゴックスは、かつて世界最大のビットコイン取引所だったが、2011年にハッキングされ、2014年に倒産した。 そして、Mt.Goxの債権者が補償を受け、ビットコイン資産の一部を売却したことで、ビットコイン価格の上昇圧力がかかる可能性がある。
ペッパーストーングループのリサーチ責任者であるクリス・ウェストン氏はレポートの中で、デジタル資産が直面する最大の問題は、マウントゴックスに関連する「売り残」がいつ解消されるかということだと書いている。
ビットコイン価格は、米国初のETFによるデジタル資産への需要に後押しされ、第1四半期に記録的な高値まで急騰した。 その後、資金流入は鈍化し、株式などの資産に対するビットコインのリードは、今年に入って急速に損なわれている。
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