今週の決算·経済カレンダー(8/26~8/30)これまで最強の「利下げシグナル」+NVIDIA決算、市場は再び沸騰か?
今週のポイント
今週の日本株は波乱含みが想定されている。8月23日のパウエルFRB議長のハト派講演を受け、4万円を意識した上昇トレンドが期待されるかもしれないが、米国株全体への影響が大きい $エヌビディア (NVDA.US)$の決算発表を機に、相場が上下に大きく振れる可能性もある。失望の結果となれば半導体株には厳しい展開が想定される。ただしその場合は、半導体株を避けて他の銘柄に資金が向かう公算が大きい。決算反応が良ければ、グローバルでリスク選好ムードが強まる展開が期待できる。また、イベント通過後は米FRBが重視するPCEデフレーターの発表(30日)に向けて、為替動向を意識しながらの値動きが継続するとみられている。
今週の日本株は波乱含みが想定されている。8月23日のパウエルFRB議長のハト派講演を受け、4万円を意識した上昇トレンドが期待されるかもしれないが、米国株全体への影響が大きい $エヌビディア (NVDA.US)$の決算発表を機に、相場が上下に大きく振れる可能性もある。失望の結果となれば半導体株には厳しい展開が想定される。ただしその場合は、半導体株を避けて他の銘柄に資金が向かう公算が大きい。決算反応が良ければ、グローバルでリスク選好ムードが強まる展開が期待できる。また、イベント通過後は米FRBが重視するPCEデフレーターの発表(30日)に向けて、為替動向を意識しながらの値動きが継続するとみられている。
米国市場ではジャクソンホール会議を通過し、待望のハト派的な政策転換が間近に迫っている中、9月17-18日の米FOMCでこのサイクル初の利下げを迎える準備を整えている。しかし、FRBは依然としてデータに大きく依存しており、9月の会合では最新のドットプロットも発表されるため、利下げの行方はまだ不透明だ。9月第1週に予定されている米雇用統計までは、経済指標ごとの動きによって株価の軌道が左右される可能性が高い。
今週、市場で最も注目が集まっているのは、相場の転換点となり得るエヌビディアの決算発表(8月28日)だ。市場予想では、売上高が前年比112.03%増の286.39億ドル、EPSが141.49%増の0.60ドル。同社の収益は3四半期連続で力強い成長を遂げており、主要顧客であるビッグテック企業(マイクロソフト、アマゾン、グーグル、メタ)がAIへの投資を強調していることが、エヌビディアの成長を後押ししている。同社株の場合「市場の予想をどれだけ上回ることができるか」が焦点となるが、予想を上回る好決算となれば、最高値更新も期待できる。その場合、日米ともに売り込まれた生成AI関連株の見直しムードが急速に高まる可能性はある。
今週のドル円は、日米中銀総裁の発言機会というイベントを通過したことで日米経済指標や米金利動向に関心が向かうことになりそうだ。米国では、29日に発表される4~6月期の米実質国内総生産(GDP)改定値と30日発表の7月の米個人消費支出(PCE)が注目される。PCEコア価格指数の市場予想が前月比0.2%上昇。伸び率は6月と同じになる見込みだ。国内では30日に発表される7月の完全失業率、有効求人倍率、東京都区部消費者物価指数(CPI)が注目される。一方、植田和男日銀総裁が衆参両院の閉会中審査で物価目標の持続的・安定的な実現が見通せれば金融正常化を継続するとの姿勢を示すなど「日米の金融政策の方向性がはっきりしてきた」ため、「ドルの上値の重さが意識されやすい」との見方もある。
先週の相場ポイント
1.日経平均は2週続伸、方向感つかみにくい展開
2.パウエル議長、これまでで最も強い「利下げシグナル」発信!米3大指数急騰
3.非農業部門雇用者数が市場の今後の方向性を決定?
4.米利下げの恩恵とディフェンシブ特性を持つ銘柄、新たなる輝き!関連株が最高値更新相次ぐ
5.米国株、新たな変化の兆し? パフェット氏のバークシャー、イーライリリーが史上最高値を更新、時価総額1兆ドルクラブまであど一歩
6.「キャピトル・ヒルの投資の神様」ペロシ氏、またも勝利?PANWオプションで大幅利益
7.AI覇権への挑戦!米AMD、大型買収で次世代のシステム設計力を手に入れる
日経平均は前週末比301.60円(0.79%)高の3万8364.27円と、2週連続で上昇した。先週、最大の注目はパウエル議長がジャクソンホール会議での講演だ。パウエル議長今回の講演はFRBの歴史的なインフレ対策に終止符を打つような内容となった。議長は政策調整の時が来たと明言し、労働市場のさらなる減速は求めていないと語った。アナリストは、この発言はこれまでで最も強い利下げシグナルとし、FRBが来月利下げを開始するという市場予想を裏付けた。議長はまた、インフレの上振れリスクは減少しているが、雇用の下振れリスクは高まっていると指摘。発言後、スワップ市場では年末までに約100bpの利下げが予想され、金曜日の米3大指数が揃って上昇、ダウ平均は460ポイント以上の上昇を見せた。
1.日経平均は2週続伸、方向感つかみにくい展開
2.パウエル議長、これまでで最も強い「利下げシグナル」発信!米3大指数急騰
3.非農業部門雇用者数が市場の今後の方向性を決定?
4.米利下げの恩恵とディフェンシブ特性を持つ銘柄、新たなる輝き!関連株が最高値更新相次ぐ
5.米国株、新たな変化の兆し? パフェット氏のバークシャー、イーライリリーが史上最高値を更新、時価総額1兆ドルクラブまであど一歩
6.「キャピトル・ヒルの投資の神様」ペロシ氏、またも勝利?PANWオプションで大幅利益
7.AI覇権への挑戦!米AMD、大型買収で次世代のシステム設計力を手に入れる
日経平均は前週末比301.60円(0.79%)高の3万8364.27円と、2週連続で上昇した。先週、最大の注目はパウエル議長がジャクソンホール会議での講演だ。パウエル議長今回の講演はFRBの歴史的なインフレ対策に終止符を打つような内容となった。議長は政策調整の時が来たと明言し、労働市場のさらなる減速は求めていないと語った。アナリストは、この発言はこれまでで最も強い利下げシグナルとし、FRBが来月利下げを開始するという市場予想を裏付けた。議長はまた、インフレの上振れリスクは減少しているが、雇用の下振れリスクは高まっていると指摘。発言後、スワップ市場では年末までに約100bpの利下げが予想され、金曜日の米3大指数が揃って上昇、ダウ平均は460ポイント以上の上昇を見せた。
一方、モルガン・スタンレーのアナリストは、非農業部門雇用者数が市場の今後の方向性を決定すると述べた。また、FRBの大幅な利下げは株式市場にとって不利になる可能性があり、25bpの利下げは問題ないが、50bpの利下げは極めて悪いシグナルになると指摘。それに対して、「サーム・ルール」提出者であるクラウディア・サーム氏は、21日に発表された81.8万人減の米非農業部門雇用者数下方修正(修正幅は過去15年間で最大)がFRBが9月に50bps利下げの理由となると述べ、「50bpsの利下げは必ずしも間違いではなく、政策の再調整だ」と付け加えた。
その他、FRBが7月30、31日に開いた会合の議事要旨を開示、メンバーの大多数が9月利下げを肯定するハト派的な内容だった。しかし、9月利下げについてはすでに完全に織り込まれており、市場の関心はその後の利下げペースに移っているようだ。
このように、9月の米利下げがほぼ確実視される中、米株式市場で、投資家は金利低下の恩恵を受けるとともに、より割安なディフェンシブ銘柄に注目し始めている。特に、過去一か月間、情報技術セクターを上回るパフォーマンスを見せた公益、不動産、生活必需品、ヘルスケアなどのセクターが注目を集めている。これらのセクターは利下げの恩恵を受けやすく、業績サプライズも伴っており、引き続き見直し買いが進む可能性がある。
さらに、多くの銘柄は先週最高値を更新している。「投資の神様」バフェット氏が率いる $バークシャー・ハサウェイ クラスB (BRK.B.US)$と $イーライリリー・アンド・カンパニー (LLY.US)$も今週、史上最高値を更新し、それぞれ年初来27%、64%超急騰、時価総額は1兆ドルまであと一歩に迫っている。不動産株の $アイロン・マウンテン (IRM.US)$、 $ディーアール・ホートン (DHI.US)$、 $サイモン・プロパティー・グループ (SPG.US)$なども先週、最高値を更新し、多くの不動産株が年初来で20%以上上昇し、S&P500を上回っている。
一方、米利下げの恩恵とディフェンシブ特性を持つ米株式市場の債券ETFも注目を集めており、ブラックロックやステート・ストリートの債券ETFが高い資金流入を記録している。
先週の米決算発表について、総合ディスカウントストア2位の $ターゲット (TGT.US)$は $ウォルマート (WMT.US)$につぎ、好決算を発表しインフレが続く中での個人消費に対する投資家の懸念を和らげた。その他、サイバーセキュリティ企業 $パロアルト・ネットワークス (PANW.US)$も決算発表し、業績とガイダンスとも予想を上回るほか、追加で5億ドルの自社株買いも承認したことで好感され大幅上昇した。情報開示書類によると、「キャピトル・ヒルの投資の神様」ペロシ氏は2月12日にパロ・アルト・ネットワークスを50万ドルから100万ドル相当のコールオプションを購入した。2月21日にはさらに、10万ドルから25万ドル相当のコールオプションを追加購入した(後者の購入は、同社の年間売上高と利益予想の下方修正による株価の急落時の押し目買い狙いだ)。現在、この投資は既に60%以上の利益を上げており、2025年1月25日に期限を迎える予定。
その他、今週決算発表予定のエヌビディアのAI覇権に挑戦するため、米半導体大手 $アドバンスト・マイクロ・デバイシズ (AMD.US)$は、データセンター用サーバーの設計・製造を手がけるZTシステムズを買収する計画を発表した。ZTの製造部門を売却し、設計事業を残すことでAIシステム市場での競争力を強化することを目指す。製造部門の売却により、顧客である $デル・テクノロジーズ (DELL.US)$や $スーパー・マイクロ・コンピューター (SMCI.US)$との競争問題を回避し、利幅の薄いハードウェア事業による損益への影響も避けられる。実際、スーパー・マイクロの売上総利益率は過去最低を記録し、デルのAIサーバー部門の営業利益率も大幅に低下している。この買収により、AMDはAIチップだけでなくシステム全体の設計能力を高める。発表後、株価は4.5%上昇した。
出所:FactSet、MINKABU、Bloomberg、investing、ロイター
免責事項:このコンテンツは、Moomoo Technologies Incが情報交換及び教育目的でのみ提供するものです。
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コメント
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てん ピノ : 2月の決算発表の時初めてアメリカの株式であるNVDAの株式をこれまで使ってきた日本の証券会社で30万円買いました。2月の決算が非常に良かった為、かなり株式価格も上昇しました。
Moomoo 証券会社については、自分の使っている証券会社より、多くの情報がスマホで取れ、NVDAの株式を買ったのもmoomoo 証券の情報によるものです。
決算後かなりの株価上昇と、各証券会社の目標株価が高かった為、5月前の決算発表の時からmoomoo 証券に2〜3週間の間に600万円入金して、160万円の含み利益となりました。
この時のドルは160円でした。
その後株価の下落もあり、マイナスにはなりたくないと、20万円利益を確保して、一旦株式を売却しました。
このときのドルは150円です。
実際株価が上がった時から、含み利益は140万円資産は減少しましたが、損益の減少は80万円程で、60万円は為替差損です。
またNVDAの株価が上がってきたのと、来週2Q決算発表があるので、220万円程株式購入しました。
株価は順調に上昇していますが、為替は日銀の突然の利上げにより下落しています。
恐らく半年から1年後には120円前後となるのではないかと思っています。
今年は2割程度の株価上昇がないと、手元資金は残りません。
ドルが160円を超えることは、もうないと思います。
まさしく虚しい愚痴の投稿ですが、AIと半導体がらみの米国の株式は、上昇すると思います。
1月から4月までで、日本の半導体会社で利益を大分出させてもらいました。
私の株式の買い方は、一番上がる株はという株式に投資したい方法です。
現在ソフトバンクグループに資金の80%程を投入しています。
本当に買いたい株式は米国のAI絡みです。
しかし上がった頃には1ドル120円と考えると、今回は追加購入には躊躇してしまいます。
にくQ てん ピノ : 為替の怖さを感じました
HONDA N-ONE : 水曜は台風も来るし荒れ模様じゃない?!
おねご : $アイロン・マウンテン (IRM.US)$
チャートを見た時とてもいい銘柄に出会えた!と思ったのですが、moomooでは買えないんですね 取り扱いを期待しています!
大負けネコ : 私は「投資経験約20年以上のキャリア」です。
しかし、当初は「株式は怖い」イメージがあり、為替も「円高基調」の為、「毎月分配金型の投資信託」から始めました。
数年後に「2008年リーマンショック」により「投資信託」の資産半減。
「損切り」したくても「ブラック繁忙職場」で休み取れず放置してる間に「米国経済は復活」である程度「資産回復」しました。
教訓は「資産運用を人任せにしない事」と購入銘柄は「事前調査と成長性分析で自身の取れるリスク範囲内に留める事」でした。
約14年前の「海外旅行」時の為替は「1ドル@90円以下」で「円が強かった」です。
約10年以上前から「日本株投資」にシフトし、「バリュー株投資」を知り、小型銘柄を中心に「慎重に」銘柄を増やしました。
「損切り」もしましたが「夢のテンバガー株」にも当たり、初期購入銘柄の大半は「現在までプラス」です。「優待銘柄は下値が強い」お陰です。
昨年4月京都・姫路等に旅行した際の為替は「1ドル約@138円程度」といつの間にか「円安基調へ転落」してました。
京都の蕎麦屋で「アメリカ人?」に「現金が無いがキャッシュレス対応でない為、100ドル札を日本円と交換して欲しい」と頼まれ10,000円と交換。「ドル高円安への変化」を意識しました。
昨年6月「米国成長株主体の投資信託」に一括投資開始時の為替は「1ドル@145円前後」でした。
「米国個別株投資を始める知見が不足」と日本の「バリュー株」で投資額を倍増させました。日本株に「為替差損」は無いですから。
さらに昨年11月から「新NISA投資」に備え米国株に挑戦。まず購入したのは「高配当銘柄=バリュー株」です。
そこから「資産の半分を米国株」の予定で、ポイント活用して「日本株=高配当株、アメリカ株=バリュー株と高配当ETF、投資信託=オルカン、8資産分散、NEXT FANG+を毎日200円=ドルコスト平均法の試用」と実験的してみたり。
米株「ボラティリティの高さ」に呆れ、米株テキスト参考に「GAFAM+N」投資を決意。
今年2月迄に「NISA成長投資枠」を使い切り、当初米株は「NISA成長枠の1/6」程度、基本「1ドル@148円〜150円」の範囲内で低コストでドル預金で資金調達しましたが、気付いたら6,000ドル米株は増えました。
エヌは2月Q1決算発表前に1株、5月Q2決算発表前に追加1 株。
そして今年7月「投資信託」を買付した際の為替「1ドル@165円程度」と「半年内に円が1割下落️」に「何か違和感がある」と感じ「金融機関の担当者に依頼し、資産が米株中心に偏り過ぎてる」ので「リスク分散となる投信銘柄」を4銘柄探して「金投信と欧州株投信」にも「資産分散」したけれど、時既に遅し。
7/12〜の「円高」に始まり、8/5の「ブラックマンデー」を迎えました。打撃は痛かったですよ?ざっくり△400〜600万?
幸い「フルポジションでは無い」状態なので、全力で「火消し買い」で迎撃しました。
今後「アメリカ利下げ⇒日本利上げ」で、為替は「円高基調に向かう」と予想しています。
来年は分かりませんが、年内は「1ドル@135円〜145円台」ぐらい?
おっしゃる通り「1ドル@160円台に戻る可能性は低い」と思うので、そこで「ボラティリティの高い株」での勝負は、私の選択肢にはありません。
「NISA投資枠」が無いので「つみたて投資枠」と日本株。
そして「円高+アメリカ高金利」を利用し、毎週・毎日「1,000円のドル積み立て預金」をしています。
「NISA投資枠」超過分には、米株の利益・配当には「米国所得税10%+日本所得税20.315%」が課税されますよね?
なら、「ボラティリティの高い米株」よりも「米ドル外貨の積み立て預金」で「将来の米株資金用ドル外貨」を、ドルコスト平均法で買う。
コントロール出来ない「為替変動リスク」に現実的に対処する、最善の方法かも?です。
日本株「成長銘柄」投資は継続中です。1年前株価と比較したら「バーゲンセール」ですから?
「自分のリスク許容度の範囲内で投資する」=今と20年前の自分との差、成長分だと思いたいです。
お互いに、良い「投資経験」を積みましょう️
181338057犬心久美子 : 皆さん️凄い️探求心だなぁ尊敬🫡
何と言っても、インフレ→雇用統計と失業率へ
シフトしていくでしょうね。