テクノロジー銘柄の投資家にとって、2024年は人工知能(AI)関連の取引が一段と盛り上がり、 米エヌビディアやメタ・プラットフォームズといった巨大企業が、S&P500種株価指数を2年連続で押し上げた年として記憶されるだろう。
しかし巨大テック以外でも多くの興味深い取引が存在した。テック大手によるAI関連の多額支出が寄与する形で、半導体メーカーやサーバーメーカーだけでなく、一部のソフトウエア銘柄や電力会社、(AIサービスの開発に用いられる)膨大なデータキャッシュのオーナーにも株価の騰勢が波及した。
トゥルイスト・アドバイザリー・サービシズの株式戦略マネジングディレクター、スコット・ユシャック氏は「最初の受益者でなかった企業も成長を経験し始めた。テック業界では現時点でAIが選好されているが、25年にはテックの選好対象が広がると期待している」と説明した。