パランティア、生成AIの好調で通期予想を上方修正

パランティア・テクノロジーズは月曜日、今年2度目となる年間売上高と利益の見通しを上方修正した。

同社の株価は、AI関連銘柄の上昇を背景に、延長取引で12％以上上昇し、年初来の上昇率を39％以上に伸ばした。

アレックス・カープ（Alex Karp）最高経営責任者（CEO）は株主宛の書簡で、第3四半期の売上高が予想を上回り、4-6月期としては過去最大の四半期利益を計上したと述べた。

AI関連シナリオのテスト、デバッグ、評価に使用される同社のAIプラットフォームにより、パランティアは企業の生成AI技術開発を支援するサービスへの急増する需要を取り込むことができた。

同社は、年間売上高を従来の26億8000万ドルから26億9000万ドルから、27億4000万ドルから27億5000万ドルと予想している。LSEGのデータによると、これは予想の27億ドルを上回る。

また、調整後の営業利益の年間予想も、従来の8億6800万ドルから8億8000万ドルから、9億6600万ドルから9億7400万ドルに引き上げた。

この決算はまた、一部の投資家の懸念を和らげた。パランティアの株価は先週、マイクロソフトのような大手ハイテク企業の決算で、AIへの巨額な賭けから得られる利益が、ウォール街が当初予想していたよりも長くかかる可能性があることが示されたため、約9％下落した。