パランティア、AI需要で売上高を上回り株価は19％上昇

パランティアは、アナリストの予想を上回る第4四半期決算を発表し、月曜日の時間外取引で19％以上急騰した。2024年の通期ガイダンスはウォール街の予想とほぼ一致した。

決算結果：

一株当たり利益：調整後8セント対予想8セント

売上高：6億840万ドル対予想6億240万ドル

第4四半期の売上高は前年同期の5億860万ドルから20％増の6億840万ドル。

純利益は、前年同期の3,090万ドル（1株当たり1セント）に対し、9,340万ドル（1株当たり4セント）となった。

パランティアのアレックス・カープ最高経営責任者（CEO）は株主宛の書簡で、同社の事業拡大と成長は「かつてないほど」大きくなっており、特に米国における大規模な言語モデルの需要は「絶え間なく続いている」と述べた。

パランティアは人工知能プラットフォーム（AIP）を展開しており、カープによると、2022年には100件未満だったこのテクノロジーによるパイロット実験を、2023年には600件近く実施したという。

「我々の業績は、我々のソフトウェアの強さと、人工知能プラットフォームに対する業界やセクターを超えた需要の急増の両方を反映している」とカープはそう書れていた。

パランティアは、第1四半期の売上高を6億1200万ドルから6億1600万ドル、通期の売上高を26億5000万ドルから26億7000万ドルと予想していた。ウォール街では、第1四半期は6億1700万ドル、通年では26億6000万ドルと予想されていた。

米国政府との防衛・諜報活動で知られるパランティアは、米国の商業収益が前年同期比70％増となったと発表した。パランティアによると、米国の商用顧客数は143社から221社へと55％増加した。

前期、パランティアは4四半期連続の黒字を計上した。