資源セクターを除くと、米主要企業の3Q決算見通しは、市場コンセンサスほど悪くない模様だ。 Zacks Investment Researchのまとめ(10/6時点)によると、資源セクターを除いた場合、米S&P500種23年3Qの予想EPSは前年同期比2.8%増益と、4四半期ぶりに増益への転換が見込まれている。23年4Q以降では、23年4Qは同8.7%増益、24年1Qは同8.6%増益、24年2Qは同11.0%増益見通しが見込まれている。足元では、中東情勢緊迫化と共に、NY原油先物は乱高下している。紛争が長引く場合、原油価格の高止まりは米資源セクター業績を下支えするものとみられる。