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米S&P500種主要企業23年3Q決算プレビュー

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太郎丸 コラムを発表しました · 2023/10/12 02:01
米主要企業は23年3Q決算で底打ち確認へ
週末13日、 $JPモルガン チェース(JPM.US)$ $ウェルズ ファーゴ(WFC.US)$ の3Q業績発表を皮切りに、S&P500種主要企業は3Q決算シーズンに突入する。ファクトセットのまとめ(10/6時点)によると、S&P500種23年3Qの予想EPSは前年同期比0.3%減益と、4四半期連続で減益に陥る見通しが示された。業績モメンタムを見ると、22年4Qは同5.4%減益、23年1Qは同3.4%減益、23年2Qは同7.1%減益と、23年2Q決算が大底となる公算だ。足元では、米テック大手を中心にEPS予想の上方修正が相次いでいる。米ITセクターの予想EPSは同4.6%増益にとどまっていることから、米テック大手による増益決算の発表と共に、米S&P500種主要企業23年3Q業績は4四半期ぶりにプラス圏に転じる可能性もあろう。因みに23年4Q以降のEPS予想では、23年4Qは同7.8%増益、また、23年通期の同2.4%増益に対し、24年通期は同12.2%増益と、米主要企業は業績再加速のシナリオが描かれている。米経済の軟着陸に向けて、米主要企業の増益トレンドは心強い援軍になりそうだ。
S&P500種23年3Qのセクター別EPS予想一覧(上段は10/6時点、下段は9/30時点)
S&P500種23年3Qのセクター別EPS予想一覧(上段は10/6時点、下段は9/30時点)
資源セクターを除くと、米主要企業の3Q決算見通しは底堅い
資源セクターを除くと、米主要企業の3Q決算見通しは、市場コンセンサスほど悪くない模様だ。 Zacks Investment Researchのまとめ(10/6時点)によると、資源セクターを除いた場合、米S&P500種23年3Qの予想EPSは前年同期比2.8%増益と、4四半期ぶりに増益への転換が見込まれている。23年4Q以降では、23年4Qは同8.7%増益、24年1Qは同8.6%増益、24年2Qは同11.0%増益見通しが見込まれている。足元では、中東情勢緊迫化と共に、NY原油先物は乱高下している。紛争が長引く場合、原油価格の高止まりは米資源セクター業績を下支えするものとみられる。
米主要企業の3Q決算EPS見通し(米資源セクターを除いた場合)
米主要企業の3Q決算EPS見通し(米資源セクターを除いた場合)
23年3QのEPS見通しをセクター別でみると、 $メタ プラットフォームズ A(META.US)$ による牽引で、通信セクターは前年同期比31.5%増益と最も高い。2位には、 $アマゾン ドット コム(AMZN.US)$ による牽引で一般消費財セクター(同22.0%増益)が続き、3位には、公益セクターの同12.5%増益が続く。また、セクター別のEPS見通し変遷(6月末時点と比較)をみると、一般消費財セクターの増益見通しは6月末時点の+12.5%から+22%に上昇した。一般消費財セクター52社のうち、28社がEPS見通しの上方修正に動いた。うち、EPS予想を10%以上引き上げたのは12社で、アマゾン(0.41ドルから0.57ドルへ)が筆頭となり、 $D.R. ホートン(DHI.US)$ (DHI= 2.95ドルから3.93ドルへ)、プルトグループ (PHM= 2.17ドルから2.83ドルへ)が続いた。
10/6時点のバリューエションをみると、S&P500種指数の向こう12カ月間の予想PERは17.7倍と、6月末時点の18.9倍から水準を切り下げられ、過去5年間平均の18.7倍を下回り、過去10年間平均の17.5倍にほぼ並んだ。S&P500種指数は7月末の高値から一時10%近くの下落を見せており、市場予想を上回る3Q業績が示されれば、市場関係者が待ち望む米国株年末高のシナリオも期待できそうだ。
S&P500種指数の向こう12カ月間予想PER、過去5年間、過去10年間平均PER
S&P500種指数の向こう12カ月間予想PER、過去5年間、過去10年間平均PER
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