ロシアのリペツク州、「大規模な」無人機攻撃を受けていると知事。

モスクワの南約460キロにある軍事飛行場で火災が発生し、住民に避難命令が出された。

ロシアは、ウクライナの無人機による「大規模な攻撃」を受け、西部のリペツク州の一部から人々を避難させ始めたと、イーゴリ・アルタモノフ州知事が述べた。

アルタモノフ知事は、金曜日の早朝にメッセージアプリ『Telegram』に書き込み、リペツクが「大規模なUAV（無人航空機）攻撃を受けた」と述べた。

その後、「民間の建物から遠く離れた場所」で爆発があり、地元の電力施設にも被害があったと報告した。少なくとも6人が負傷したという。

その直後、ロシア国営のRIAノーボスチ通信とタス通信は、人口約50万人のリペツク市郊外の軍用飛行場で火災が発生したと報じた。

リペツクはモスクワの南約460キロ（286マイル）、ウクライナ東部国境から約300キロ（190マイル）に位置する。

リペツク市では非常事態宣言が発令され、4つの村が避難している。

アルタモノフ氏は、ソーシャルメディア上で市全体の避難はウクライナによる「心理戦」作戦だという声が上がっているが、これを否定した。

リペツクの状況について、キエフからの連絡はなかった。

今回の攻撃は、戦車や装甲車に支援された1,000人のウクライナ軍が6日に国境を越えて襲撃を開始した後、ロシアがクルスク地方で激しい戦闘に従事していると述べた後に起こった。

クルスク攻撃は、モスクワが2022年2月にウクライナへの全面侵攻を命じて以来、ロシア国内での最も重要な攻撃と思われる。