【朝イチ報】S&P500が6週続伸 アップル最高値、ネットフリックスは11％上昇 東京メトロが23日上場

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●【東京株式相場予想レンジ】3万8700円-3万9200円(18日終値3万8981円75銭)
●小売売上高が底堅い米個人消費を示し、GDPへの期待感上昇、米利下げ予想は後退
●アップルが最高値更新 アイフォーン出荷台数、7-9月期に3.5%増加
●ネットフリックスが決算受け上昇 有料会員数が予想以上の増加
●小型株のラッセル2000指数が堅調、業績見通しには不透明感も
●東京メトロ、10月23日に上場
ーmoomooニュース Julie

◇18日の米国市場は主要指数が小幅ながら続伸。ネットフリックスが11％上昇し、アップルが高値を更新するなか、ナスダック指数の上昇率が他を上回った。S&P500種株価指数は6週続伸となり、週間ベースで今年最長の上げとなった。景況感の改善と堅調な決算が支えとなっている。
◇21日の東京株式市場は前週末の米株高を受けて買い優勢の地合いが想定される。ただ、外国為替市場が円高方向に押し戻されているほか、衆議院総選挙の投開票を27日に控えて政局の不透明感も意識され、日経平均株価の上値は重そうだ。

予想を上回った9月の小売売上高が発表された後、米アトランタ連銀による7－9月期GDP見通しは0.2％引き上げられ、3.43％となった。一方、利下げ予想はやや後退した。

アップルが最高値更新 アイフォーン出荷台数、7-9月期に3.5%増加
● $アップル (AAPL.US)$ が18日に続伸。一時237.49ドルまで上昇し、取引時間中の最高値を更新している。市場調査会社IDCが前日発表した速報データによると、7-9月期の世界のスマートフォン出荷台数でアップルのアイフォーンが前年比3.5%増の5600万台に伸びた。
●最新スマホ「iPhone(アイフォーン)16」が、中国市場で前モデルの「iPhone15」よりはるかに好調な売れ行きを示していることが、カウンターポイント・リサーチの調査で明らかになった。
関連記事：アップルの「iPhone16」、中国販売が前モデルより好調

ネットフリックスが決算受け上昇 有料会員数が予想以上の増加
$ネットフリックス (NFLX.US)$ が11％上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ストリーミングの有料会員数の純増数も507万人増と予想以上の増加となった。
関連記事：【決算まとめ】ネットフリックス、会員純増数・売上高とも予想上回る

ラッセル2000指数が堅調、業績見通しには不透明感
●先週は小型株で構成されるラッセル2000指数が1.87％上昇し、S&P500指数の0.85％上昇を上回った。
●PSR（株価売上高倍率）からすると、”割安”感があるようにみえるが、赤字企業の比率は増加傾向にあり、業績見通しは不透明感も強い。

東京メトロ、10月23日に上場
● 東京メトロ（9023）が10月23日に上場する。売り出し価格は仮条件の上限の1200円。
●Bloombergによると、売り出し総額は約3500億円となる。旺盛な需要に支えられ、日本では過去6年で最大のIPOとなる。購入申込期間の最終日が21日で、市場全体の需給に影響を与える可能性もあると指摘されている。