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半導体製造装置メーカー“7日の日足で長い陰線”――――来週は米国2月CPI発表・日本では春闘集中回答日→バリュー株優位となるか

3月8日の東京株式市場は売り買い交錯の展開となりました。米国における半導体関連株大幅続伸を受けて、東京市場でも半導体関連株に買いが先行しました。しかし、主力半導体製造装置メーカーは昨日7日の日足に、そろって長い陰線を引いています。短期的には需給のしこりを作ったとの観点から、上昇は抑制されました。
               
3月12日に米国で2月の消費者物価指数(CPI)が発表されます。1か月前、2月13日の1月CPI発表時、金利上昇・株安となった経緯があります。2月13日のNYダウは1.3%下落、ナスダック指数は1.8%下落でした。同日の10年債利回りは4.31%(前日比+0.14%P)に上昇しました。
1月CPIの内容を以下に示します。(カッコ内は、昨年12月分です)
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1月CPI(前年同月比)
総合+3.1%(+3.4%)
コア+3.9%(+3.9%)
(前月比)
総合+0.3%(+0.2%)
コア+0.4%(+0.3%)
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1月CPIでは、コア物価指数の「前年同月比上昇率」が3.9%となりました。「物価上昇率の高止まり」と捉えられました。
2月29日に発表された1月PCE価格指数では、「コア物価指数」の伸び率は前年同月比+2.8%、前月比で+0.4%となりました。CPIもPCE価格指数も1月の上昇率はともに「前月比+0.4%」です。
となると、12日発表の2月消費者物価指数では、コア物価指数が「前月比+0.4%」を下回るかどうか、注目点になります。
来週13日は、春闘の集中回答日です。翌週発表の金融政策決定会合の内容に影響を与えます。「賃金上昇→金融政策変更」の流れが強まれば、東京市場ではバリュー株(低PBR銘柄)が優位の展開になると考えます。
ラジオNIKKEI解説委員 鎌田伸一
(C)ラジオNIKKEI
当資料の著作権はラジオNIKKEIに帰属します 
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