日経平均58円高でスタート　34年ぶり高値の日本株が抱えるリスク、４万円の鍵は脱「大型株依存」

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比58.35円高の36605.30円、東証株価指数（TOPIX）が5.91ポイント高の2550.83で始まった。

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34年ぶり高値の日本株が抱えるリスク、４万円の鍵は脱「大型株依存」
日経平均株価は1990年以来となる３万6000円を超え、年初来上昇率は9.2％と世界の主要な株価指数を上回っている。しかし、相場の大幅上昇は一握りの大型株が主導しており、足腰が必ずしも強くないことを示している。史上最高値の奪回から初の４万円大台に乗せるには、投資対象の広がりが不可欠とストラテジストはみている。

実質賃金プラス「今秋にも」　民間シンクタンク5社予測
日本経済新聞社が民間シンクタンク5社に聞いたところ、内需主導で日本経済が成長するための条件が浮かび上がった。消費者物価の上昇率が安定するなかで、春闘で高い賃上げ率を実現すれば、2024年秋にも実質賃金のプラスがみえてくる。幅広い業種での賃上げが欠かせない。春闘の賃上げ率の予測平均は3.8%、基本給を底上げするベースアップ（ベア）は2.1%だ。実現すれば2年連続で3.5%以上とおよそ30年ぶりの高い賃上げ水準となる。
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ＳＯＭＰＯ－3日続伸　桜田CEOら退任へ　ビッグモーター問題で＝日経
$SOMPOホールディングス(8630.JP)$が3日続伸。23日付の日本経済新聞朝刊は、同社の桜田謙悟会長兼グループ最高経営責任者（CEO）が3月末で退任することがわかったと報じた。中核子会社の損害保険ジャパンの白川儀一社長も1月末で辞任するという。保険金を不正請求したビッグモーターとの取引問題を踏まえ、経営体制を刷新して立て直しを急ぐとしている。

京セラ－買い気配　社長「ＫＤＤＩ株、一部売却議論」　秋に活用策＝日経
$京セラ(6971.JP)$が買い気配。23日付の日本経済新聞朝刊は、同社の谷本秀夫社長が取材に応じ、政策保有する $KDDI(9433.JP)$について2024年秋に具体的な活用策を示す方針を明らかにしたと報じた。一部の売却も視野に入れ、銀行借り入れの担保にするとしていた従来方針を見直すという。自己資本利益率（ROE）が4％台にとどまる資本効率の改善を図るようだ。

日本製鉄－3日続伸　ＵＳスチール買収計画でワシントンに代表団を派遣と伝わる
$日本製鉄(5401.JP)$が3日続伸。ブルームバーグ通信は23日、日経アジアの記事を引用するかたちで、同社が米鉄鋼大手 $ユナイテッド ステーツ スチール(X.US)$買収計画について協議するため、森高弘副社長を団長とする代表団をワシントンに派遣したと報じた。

積水ハウスを格下げ方向に 米S&P
米格付け会社のS&Pグローバル・レーティングは22日、 $積水ハウス(1928.JP)$の長期発行体格付けを「A」から格下げ方向で見直す「クレジット・ウオッチ（CW）」に指定したと発表。米住宅メーカーM.D.C.ホールディングスを49億ドル（約7200億円）で買収する発表を受け、財務内容は大幅に悪化する可能性が高いと判断した。S&Pは、積水ハウスによる買収完了後、CWを解除する予定。

ダイハツ、来月の生産再開未定　「顧客の温度感みる」
$トヨタ自動車(7203.JP)$傘下のダイハツ工業は22日、国内工場での2月の生産再開について「現時点では未定」だと明らかにした。19日に国土交通省から5車種について出荷停止指示の解除を受けたが、出荷や生産の再開については「顧客の温度感をみて判断する」と説明するにとどめた。ダイハツは23日に部品会社向けに説明会を開くことも明らかにした。

配信元：Bloomberg、日本経済新聞、時事通信、トレーダーズ・ウェブ
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